第7話 初めての商売!



3人と別れた後に、俺は女将さんに質問する。

「さて女将さん、ここで物売り又は商売するには、何か許可が要りますか?」


「変な物売らないなら、お店の前で売って良いわよ」

女将が言う。


「変な物はダメだぞ、俺に逮捕させるなよハハハ」

門番のおじさんが言う。


「では夕霧亭でお話ししますか?」

「そうね旦那にも、許可もらわないとね」


2人で夕霧亭に向かった。


夕霧亭の店内に入り、旦那さんを呼んでもらい、テーブルに3人で座る。


「改めましてマーサーです、これから10日間よろしくお願いします」

頭を下げて2人に挨拶する。


「夕霧亭の店主です」

と旦那さんが言うと。


「何お見合いみたいなことを」

と女将さんが笑いながら言ってくる。


「え〜お聞きしますが、塩は売れますか?」

「オッ塩有るのか!」

店主の旦那さんは、喜んでいる。


「売っても捕まりませんか?」

「ここは中々塩が入ってこないので、売ることは大丈夫だ」

店主さんの許可が出る。


「胡椒などの香辛料は、如何ですか?」

「それも大丈夫だ」

胡椒も許可が出た。


袋(アイテムBOX)から、塩1キロ出す。

「綺麗」

「オー白いな」

ここの塩は何色なんだ?


「どの位で買ってくれます?」

「金貨1枚イヤ2枚出そう」

「そうね2枚なら」

何か金持ちの予感。


「次に黒胡椒ですが、このスプーン1杯でおいくら位ですか?」

「大銀貨1枚だが どうだろう半分くらいでその代わり宿代なしでな!

さらに女房の保証が切れたら、俺が保証してやるぞ! 又10日延長出来るぞ」


「そうね、私もその条件なら大丈夫よ」

半額で、保証人の延長決定!


「それでは塩3キロ胡椒20杯にサービスしますのでよろしくお願いします」

2人に塩と胡椒を渡す。


「それじゃカギね昨日の部屋を使って貰って、掃除はお昼過ぎにやるのでその時は部屋から出ていてね。

体は井戸水と少し離れた所に仕切りが有るからその中で!

後分からなければ聞いてね、朝食は6時~9時夕飯は17時~20時で、時間はそこの時計を見てね」


「時計は、有るんですね」

「王都から買って来た1白金貨だよ、めちゃ高い!」


「あーあこれだけでひと財産だ、ただしこれは番号が有り、取られても分かる仕組みが有るらしい? 捕まると死罪確定だから盗むなよ」


「いゃ〜もっといいのが有るので、取らないですよ」

「見せてみろ」

「見せて」


腕時計を2人に見せた。


「スゴイ」

「綺麗」

「これは本当に時計なのか?!」


「はい本物です」

「これはうまく隠しておけ」

「そうね危ないわ」


「分かりました、それと他に欲しい物は有りますか」


「昨夜の凄く良い匂いの物はあるのか」

「あるには有りますが、余り広げたく無いです」


「朝のならある程度作り方が分かるので、教える事はできますが、時間がかかります」


「朝のはどうして早く出来たのだ」

「固形の元が有ります」

「「固形の元」」


これですとコンソメの元を、手に出す。

「こんな小さな物が」

「コレがあのスープになるの」


「お湯を沸かして貰えればすぐ出来ますし、但し最初からなら半日はかかります」


「とりあえずこの固形で作って見るか」

「そうねとりあえず」

3人で厨房に行く。


「お湯が沸いたらこれを少しずつ入れて味を見てください。

後は、玉ねぎと肉とじゃがいもを入れて煮込めば完成です」

お湯が沸いたので料理を教える。


「分かったやって見る」

「何かあれば部屋に居ますから!」


そして俺は部屋に戻った!


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