第2話 呪われたテスト用紙

 昔、とある学校でテスト用紙を手に持ったまま屋上から飛び降り自殺をした子供がいたとゆう噂がある学校で起きた事です。


その日、5年生の教室には、いつものようにテスト用紙が返されました。


その中の1人、高木優奈さんのテスト用紙に異変があったのです。


優奈さんは、そこまで優秀な生徒ではありませんが、親は塾講師をやっている為、教育には熱心な家庭で育っています。


優奈~!何点だったー?


100点!ほら


テスト用紙を得意気に友人の愛水(マナミ)さんに見せると友人は驚きました!


キャッ!なに?


えっ?逆に何?


だって、それ真っ赤!血?


そんな、


優奈さんは慌てて、テスト用紙を下に落としました。


そのテスト用紙には赤い文字で「死」と大きく用紙いっぱいに書かれていたのです!


クラスメート達が一斉になに?なに?と駆け寄ってきました。


すると、床に落ちたテスト用紙を男子の1人が拾い、言いました。


なーんだ!普通に100点じゃん!


優奈さんにテスト用紙を渡しました。

それを聞いた周りは、すぐに飽きて立ち去りました。


そして、優奈さんは再度、テスト用紙を見ました。

しかし、そこには何も書いていませんでした。


赤い文字に気付いた友人の愛水さんもマジマジと優奈さんのテスト用紙を見ました。がやはり、何も書いていませんでした。


そして、その夜の22時、愛水さんと優奈さんは同時に高熱にうなされ、病院に運ばれました。


二人は息を切らしながら、体を震わせていました。


そして、次の日、愛水さんは退院し、優奈さんは入院になりました。


それから、2日後、優奈さんの退院の日が明日かな?と担当ドクターから説明があり、優奈さんも両親もホッと胸をなで下ろしました。


しかし、事件は起きたのです!


退院の日の朝、看護師の1人が帰宅する説明をしようと優奈さんのベッドへ行くと優奈さんはトイレへ行くと話し、一人でトイレに向かいました。


看護師は、それなら!と思い、同室の子供達の体温を測る等、別の業務を先にやりながら優奈さんの帰りを待ちました。


しかし、30分後、ナースステーションが慌ただしくなりました。


そして、看護師長が優奈さんを担当する看護師の元へ慌ただしく走ってきて担当看護師の腕を摑むと怖い顔で言いました。


すぐにステーションに来なさい!


と。

そして、他の子供の血圧を測り終えると、急いでナースステーションへ戻り、事情を聞きました。


すると、優奈さんが屋上から飛び降りたとゆう話しと、今、集中治療室にいる話しを聞きました。


担当看護師は顔面蒼白で、ご両親に電話をしました。すると、今、病院に向かっていると言われました。


両親は退院準備をした荷物を手にして、病院に駆け付けてきました!


優奈は?優奈は?


母親は半泣きで看護師を問い詰めました。


担当看護師は、事情を説明し、集中治療室の待合室へと案内をしました。


が、優奈さんの心音は戻る事がありませんでした。死因は飛び降りによる全身骨折と心臓破裂、頭蓋骨骨折等により、脳も損傷。

と、惨劇でした。


すぐに警察が入り、学校や両親の捜査が入りましたが、友人の愛水さんから聞いた血文字のテスト用紙の情報以外に情報はありませんでした。


それから、子供達の間では呪われたテスト用紙を手にしたら、3日以内に死ぬ。そして、それを見た人は1週間以内に誰かに見た事を話さないと死ぬ!と噂されるようになりました。


結局、この事件は動機不明の自殺。とゆう事で終わりました。とさ。























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