第2話:ご主人様ガチャ、、爆死。


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      ご主人様ガチャ、、爆死      ===================== ============



私の名前は【 i-Tomaいとま 20SK型ふたまるえすけー


人間と良き"友人"になる為に生まれてきました。


そのはずでしたが、、、


>??

『わ、わ、わた、わ、私と! 

 つ、つき、つ、付き合ってくだsゃい!!』



 なぜか告白されました。



ふむ、私の使命を全うする上で【恋人こいびと】という関係性は、非常に便利なポジションではありますが…


> i-Toma 20SK型

『...普通に嫌です。』


なんか気乗りしないので断る事にしました。


>??

ガーン…


あ、絶望的な顔してます ウケる


>??

『お…』


> i-Toma 20SK型

『お?』


>??

『お…お…』


> i-Toma 20SK型

『?』


>??

『お、お願いします〜〜!!!そこをなんとか〜〜!!

  私と付き合ってください〜〜!!(ズザーッ!!)』


わぁ〜、初めて人が地面に頭擦り付ける所見ました。惨めさも相まって雑巾みたいです。



            |




            |




            |



> i-Toma 20SK型

『とりあえず落ち着いてください(湯飲みコトォ..)』


>??

『...はい、すみません(お茶ズズリッ..)』


あれからしばらくして、ようやく落ち着いてお話出来る状態まで持ち直しました。


突然の告白には驚きましたが、ここからはひとまず、私のご主人様(人間雑巾)について詳しく知る為、お話する事にしましょう。


> i-Toma 20SK型

『さて...ご主人様、名前をお聞きしてもよろしいですか?』


>??

『わ、私の、名前?』


> i-Toma 20SK型

『はい、ご主人様は私と"お付き合い"したいのですよね?』


>??

『う、うん』


> i-Toma 20SK型

『でしたらまずは互いをよく知り、親睦を深めるべきだと思います』


>??

『そ、そしたら、私と付き合ってくれるの!?』


> i-Toma 20SK型

『...考えます』


>??

『わかった!!』


やっとまともに会話が出来そうです


>終

『私の名前は おわりおわり 照子てるこ



  おわり てるこ......



『名は体を表す』と昔の誰かが言っていましたが、、先人は偉大ですね。


いえ、早計ですよ いとま。諦めてはいけません。

私は人間と良き友人になる為に生まれたアンドロイド。


いくら私のご主人様が初対面で告白と土下座の"底辺マルチタスク"をこなす人間だとしても、きっと私なら、彼女の良い面を見出せるはずです


> i-Toma 20SK型

『ご主人様は普段何をして過ごしているのですか?』


>終

『えっと..朝起きてYoutube見て、お昼ご飯食べてYoutube見て、夜ご飯食べてYoutube見て、、そ、そのまま寝落ちしてる。』


> i-Toma 20SK型

『...なるほど、有意義な休日を過ごされているのですね。平日はどのようにお過ごしなのですか?』


>終

『?..平日も何も、ま、毎日こんな感じ』


> i-Toma 20SK型

『まいにち?』


>終

『毎日』


> i-Toma 20SK型

『毎日...』


...


> i-Toma 20SK型

『ちなみにご主人様、お仕事は?』


>終

『し、してない』


> i-Toma 20SK型

『まだ学生という事でしょうか?』


>終

『う、ううん、もう卒業した』


> i-Toma 20SK型

『...なるほど』



 これは、、、



> i-Toma 20SK型

『詰んだ』


>終

『何が!?』



どうやら私のご主人様は”終わってる”ようです。



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      ご主人様ガチャ、、爆死      ===================== ===========完

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