春秋五覇の一人、晋の文公が流浪の身から覇者になるまでの過程を、楚の将軍の視点から眺めた作品です。晋の文公を高く評価していた点は楚王も将軍も同じなのに、その後、君臣の意見が分かれる展開には色々と考えさせられます。正しかったのはどちらなのか、最後に立っていた者が正しいのか。しかし、もし君臣の立場が逆だったなら?色んな可能性に思いを馳せてしまう作品です。