第13 バースの苦悩

バースは悩んでいた、このままこのチームにいてもいいのかと、バースは自分が弱いのを自覚している、レベルは上がってもバース自信の限界がある。天界での戦いでは一階の魔物に負けそうになったがなんとか、勝利を収めた。僕の目標はカンタに追いつくことだ、あいつはレベル関係なしに才能をもっているし、人間や動物を手懐ける才能を持っている、バースもそこに憧れ仲間にしてくれと頼んだがここまできてバースは感じた。バースはカンタに「俺このチームに必要かな」とメンヘラみたいなことを聞いてみたことがあったがカンタは「必要に決まっててるだろう」と即答してくれたが桃のもろくに倒せない僕が本当に必要なのか僕には分からなかった。

バースが悶々と1人で悩んでると、ねことカンタがやってきて「何悩んでるのよ」と聞きカンタが「また俺はここに必要なのって悩んでるんだろ」と僕が言うとバースは頷いた。

「必要だからここにいるんだろ、必要じゃないやつはこのチームでやっていけない」


「強いやつには俺の気持ちなんてわからないよ」


「確かにわからないし、わかる必要も無いと思う」

「自分が弱いと思うなら強くなればいいだけであってこんなことで悩んでる暇は俺たちには無いんだ」


「カンタ明日俺と一戦まじえてくれないか」


「もちろん」と言って僕はカンタから離れたがねこは心配そうにバースの近くに居た、僕は暇つぶしに天界を歩いていると墓石を見つた、カンナがしているネックレスと同じ形の型があったのでカンナを呼び出し、そここにカンナがしているネックレスを置くと勇者学校で習った幻の魔法戦士が現れ「持ち主はお主か?」とカンナが「はい」と答えると「お主にこれを授けよう」と杖をもらった、カンナは正直杖なんか邪魔だなと思ったが「この杖は折りたたみができるので邪魔にはならん、そしてこの杖を持っていれば魔法陣を書かなくても、今までのより強い魔法が出せるようになる」と言って魔法戦士は消えていった。カンナは僕にお礼を言ってまた何処かへ行ってしまった。カンナは妖精たちと仲良くなり色んな事を教えてもらっている。

僕はカンナが作った料理を食べ早くに寝床についた、明日バースと戦うとしても僕はバースの事を仲間だと思っているので本気で戦いたくなかったが本気で戦わないと相手に失礼だと思った。


バースはカンナの作った食事を食べた後ねこと一緒に練習に励んだ、いくらカンタが強いからと言っても隙きを見せるところはもちろんある、そこを狙って倒すのが戦略的だとねこがいっていた、ねこが出してくれた魔物はカンタより少し弱めだったが練習相手にはちょうど良かった。バースは明日カンタが手加減をしてくるようならこのチームから抜けようと思った、戦場に手加減など必要がない戦場で手加減したものは死んでいく、これは練習でも一緒のことだとバースは思っていた。


翌朝、両者はカンナの作った料理を食べ終わり外に出た。

勝敗は決着が着くまでとなっている。僕はあっちの魔法を全部理解しているわけではないので若干の怖さはあった。カンタがブレットに頼むぞといい「火魔法火炎放射」といい火を出してきたので僕は剣を使い火を避けていきカンタのそばまで行きカンタの腹に一発いれるとカンタは「ウッ」といって倒れてしまったのでここで勝敗が着くたと思ったが「#$#$%」と魔法を唱えると僕は足の下から燃えていった。「熱いな」と言いながら水魔法で消しカンタを立たせもう一度カンタの腹に一発食らわせたがカンタが出している炎のバリアが邪魔をして拳がだせない、水魔法「消火」を使いカンタに水を浴びさせ一時的に火を使えなくさせて僕は拳を腹にいれるとカンタは立てなくなった。ねこが三秒数えて僕の勝ちとなった。

その夜カンタから話しがると言って僕が寝ている部屋にやってきた。

「なんだチームを抜けるってはなしか?」


「僕はこのチームで強くなりたいからもう少しここにいてもいいかな?」


「もう少しっていうより魔王を倒すまでここにいるに決まってるだろ」

「魔王が行き着くまでまだ時間がかかる、その中で強くなっていけばいいだけの話しじゃないか」


「それもそうだよな、ありがとう」といってバースはカンタの部屋から出ていき外に出て涙を流した、バースがカンタの前に組んでたチームはスイプーを出てすぐに仲間がやられ、僕と女の子しか残って無いところをカンタに助けられた、カンタがいれば負けることは無いかもしれないが誰かが傷を着くのはもう見たくなかった。その恐怖で夜も寝れない日もあったがカンタに着いていってカンタを信じれば本当にこの世界が変わるかもしれないと思った。今の自分には最強の仲間がいるんだ、心配する必要はないと思い、涙をふいて自分の部屋に戻り寝床についた、明日からはガンダー街に向かう、ガンダー街はとても強い魔物が住んでいると聞くので気を引き締めてねることにした。


まってろよ、ガンダー街

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