シャロウバッシュ 解体

海の水面に映る自分と空は、白い太陽と灰色に見えた。

目を瞑り、倒れれば、無彩色の深海に身を沈める事も、やぶさかではない。

星屑の砂、空色の海、知らない声。

響いたのは、遠くの宙からの産声だ。

海底につけば、色がつくだろうか。

知らぬものへの送り火を、

知らぬ道への流し桜。


仰げば赤。

私の命を喰らう星が寄ってくる。


嗚呼、死星よ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

短編 クラウドストーリー代理 @kkkkkkkkkkkkk

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ