第6話 魂の兄との出会い

霊能を開いてから12年、今からは3年くらい前になる。

私は大きな転機と出会いを迎える事になる。


その頃の私は相変わらず低級な霊が視えたり、話が出来ていた。ただ、以前よりは身体は軽くなり、私は不動明王様方々、特に神変大菩薩様の前鬼様に守られているのが感じられていた。


私が主に話せるのは、ご先祖様や、私の周りに居る人の身近な霊体だった。


霊能の能力も制限が掛かっており、何でもが視えるわけではなく、出会う人全ての事が解るわけではなかった。


ただ、何かのきっかけで相手が身の上話をされるとその方を取り巻く様々な事が視え、またなぜそうなっているのかが私には伝わるようになっていた。


そんな私が新たな出会いをする。

その出会いこそが、ご霊界という世界の高次元の扉を開く事になるのだ。


きっかけは、初めて手にしたスマホだ。仕事上どうしても使用する為に持つ事となった。


そして、私はブログと言うものを書き始めた。記事の内容は勿論、スピリチュアル的な内容であり。

経験した事などを書いた。

その書いた記事にコメントが付き始め、中でも特定の人とコメント上でのやり取りをかなりしていた。


相手の記事を読み、又画像が添えられていた。


それが神社だった。

私は神社にはほとんどご縁はなく、仏閣が主流だった。


私は神社のお社の画像越しに不思議な感覚を覚えていた。


記事を読むと、神様についての事が書かれ、私は初めて日本神話と呼ばれる物に触れていく。


神様の名前など知る由もない。。

名前の読み方すらもわからず、何と難しい事かと思った。


そして、ブログで知りあった男性と益々親しむようになる。


当時、会った事も、話したこともなく。

ただ、コメント欄での関係だった。


不思議な感覚だったのを覚えている。お互いに、文面でのやり取りだと言うのに、馴染むというか、実に親しみやすいのだ。


そして、彼のプロフィール欄にアドレスがあるのを見つける。

それは、私とコメント欄ではなく、個人的にやり取りする為に彼が用意したものだった。


そんな彼の心など知らず、私はそのアドレスへと便りを送る。


すると、直ぐに返事をくれた。。

そして私達は益々近い存在となる。


そうして、いよいよ出てこられるのだ。


そう、高次な存在の神々様がだ。。。


きっかけは、ブログの彼が通う神社での事だった。


その神社は、女神様の神社であり。

名は「アカルヒメ様」だ。


勿論、私はそのような女神様の名など初めて聞く。


そして、そのアカルヒメ様と連携するかのように登場する神社が

「住吉大社」だった。


こちらに居られる神様は

「住吉三神様」と呼ばれる三体の神々様なようだ。


このアカルヒメ様が居られる神社

「姫嶋神社」と「住吉大社」

この二箇所は彼の通う神社な事から、彼にご縁がある事が段々とわかるようになる。


勿論、私は行った事すらない。


そして、ついに私に向けて現れたのだ。

そう、その神々様が。


最初は、アカルヒメ様だった。

女神様と言うだけにとても、清楚で上品。


女性の神様とはこのような、気品溢れるような感じなのかと私は思った。


アカルヒメ様からは、

「どうか伝えてほしい」と言う彼宛てのメッセージを受取る。

それを私は彼に伝えた。


この出来事が始まりとなり、

アカルヒメ様から、次に住吉三神様が登場されるようになる。


中でも「中筒男命様」が主流とし、登場された。


私は、中筒様に触れた瞬間、感じたのだ。

「私が帰るべき所の神様だ。」と。


なぜそう感じたのかは、中筒様からのお知らせだった。


まるで「娘をみる父親」そのものだった。


中筒様から私は自分自身の事や、このブログの彼との繋がりを聞く事になる。


私と彼は、この住吉三神様に育てて頂いている言わば、魂上の兄と妹だと。


それを私達は互いに知り、何故こんなにも親しみ、交流したのかも、全て中筒様からのお導きだと理解できた。


こんな不思議な体験を経てから、私は行った事もない神社、

「住吉大社」の中筒様と時間が許される限りお話をする事になる。


まず、何故この人生を歩いているのか。なぜこの家系に生まれたのか。

そして、母、祖母との過去世からの繋がりや、今生での目的について。


あの家系の因縁、悪霊達との過去世からの関わり。

彼らの私に話した内容はなまじ嘘ではなかったのだ。


彼らの奥に潜む邪神となっている方をお戻りになるように、過去世から私は携わってきた事を知る。


私は悪霊である彼を探していた。

そして、あの家系の因縁、悪霊達の事が、まだ解決してはいないのだと知る。


そうしていよいよ、対峙する事になるのだ。


あの家系の因縁、悪霊達。


そして再会するのだ、あの悪霊の彼と。。。





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