第21話 幼馴染、裸になる

チキンカレーがめっちゃくちゃ美味い。

遥って、料理上手いんだな。


「あーんして♡」


どんどん俺にカレーを食べさせる。

カレーは美味いが、騙されちゃダメだ?


「もういいよ。後は自分で食べるから」

「たくさん食べてね♡」


正直、遥と食べるのは嫌だった。

俺を弄んだことは絶対に許さない。

何をしたって絶対にダメなんだ。


カレーを食べ終わった。

ずっと遥が俺に話し続けたけど、俺はシカトしていた。


「もう食べたし、帰れよ」


俺が冷たく言い放つ。


「ええー!イカトゥーンしようと思ったのに!」

「一人でやれよ」

「わかった。翔の部屋でやるね」

「自分の家でやれよ……」


マジでしつこいな。

かなりイラついてきた。


「やだよ……翔と一緒にやりたいよ」

「俺はやりたくないから」

「じゃあ、翔のやりたいことをしたい」

「俺はもう寝たい」

「……一緒に寝たいのね」

「だから!お前と一緒にいるのが嫌なんだ!」


俺は怒鳴ってしまった。

空気が凍りつく。


「どんなことでもやるから……許してよ」

「本当にどんなことでも?」

「うん。翔が許してくれるならなんでもする」


なんでもするか……

なら、絶対できないことをやれと言ってやろう。


「じゃあ、裸になれよ」

「は、裸?」

「うん。スッポンポン。服、全部脱げよ」

「わかった……翔が許してくれるなら」


遥は制服のタイ外した。

それからブラウスと、スカートを脱いだ。

白いレースのブラと、水色のパンツ。

たわわなおっぱいが、ブラからはみ出しそうだ。


まさか、本当に脱ぐなんて!


「翔……ブラのホック外して。なかなか外れないの……」


くるっと遥が俺に背を向けた。


「いや、でも……」

「裸、見たいんでしょ?おばさんが帰ってくるから早くして」


背中の真ん中にある小さなホック。

これを外せば、遥の生乳が露わになる。

ごくり……俺は唾を飲んだ。


「お願い……翔に見てほしいの」

「……わかった」


俺はゆっくりホックを外した。

しゅるりと、遥の胸からブラが落ちた。


「ま、待って!こっちを向くな!」

「どうして?見たいんでしょ?」

「こんなの間違ってる……」

「翔って優しいね」


ここで遥の裸を見たら、もう後戻りできなくなる気がした。

俺が好きなのは亜美だ。好きでもない遥の裸は見たくない。


「ほら。パンツも下ろしてよ」


くいっと、遥が尻を向けてきた。


「無理だって……」

「自分でやるね」


遥はパンツを一気に下ろした。

白い雪みたいなきれいな尻だ。

丸くて柔らかい、弾むボールのようだ。


「翔にお尻、見られちゃった……」

「絶対、こっち向くなよ!」


遥がこっちを向けば、恥ずかしいところが全部丸見えになってしまう。


「翔ってウブだね。かわいい♡」

「うるせよ」


俺は顔を赤くしながら、固く目を閉じた。


「翔の童貞、ほしいな」

「何言ってんだよ……」


ガチャ!


「ただいまー!」


母さんが帰ってきた!


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