私はこの物語、はっきり言って好きです。「ダンジョンキーパー」というゲームにデザインがちょっと似ています。ただ、ゲームと一線を画すのが「戦いの中で語られる言葉」なんですよね。その内容は「ちゃんと」筋が通っているのがやっかいな所ではなるのですが、、、 ま、ものは試しで読んでみてください。一話完結で非常に読みやすいし、面白いです。たまには、こんな物語あったもいいと思います!
《全知全能最強無敵絶対優位なる者》と豪語する自信過剰過ぎる「我輩」は、主人公にあるまじき、何とも嫌らしい奴です。そして、「魔王」を倒す為、「女神」に送り込まれた正義の味方「勇者」を倒すという完全な悪なのです。こんな悪者は、絶対許してはいけません!けれど、戦いの中で我輩の論ずる会話に一理あると納得してしまうのは、何故でしょう。我輩は本当に悪なのか、もしくは善なのか、その判断は読者に委ねられているのです。読後、スカッとするのかムカッとするのか、先ずは、とくとご覧あれ。