第4話 そう、作戦は失敗していた

「ねぇねぇ、奥さん。カクヨムコン参加者は死屍累々らしいですよ。知ってました?」

「そうなのよ。もう、半分弱の作品が星0らしいのよ」

「あらまぁ。投稿するの躊躇っちゃいますわね」

「どうやら、書籍化作家さんたちはタイミングを見計らっているらしいわよ」

「あらら、どうしてそんな事になっちゃったのかしら」

「話に聞くと読者の奪い合いになってるそうなの」

「あんら、まあ。なんてことかしら、じゃあ、もう少し様子を見てから投稿かしら」

「それがねぇ、後になるとどんどん書籍化作家さんたちも参戦するみたいですから、さらに修羅場になるって話ですわよ」

「ここに平安の地はないのかしら」

「修羅の国って話ですわよ」


 なーんて話が聞こえてきそうな修羅の国からこんばんは。冗談ではない冗談のような話です。どうやら、カクヨムコンになれば読者がどんどん増えて盛り上がって私の作品も読んでもらえる。なんてことはなく、ただただ、読者を奪い合っている状況になっているという分析を耳にしました今日この頃です。


 そうすると、リワード狙いで参戦している身としては、甚だ場違い誤り勘違いってやつじゃありませんか。しかも、カクヨムコンに参戦していない短編の方も星どころかハートもちっとも貰えない始末。多分、これって、星の奪い合いをしている状況にあるからも関係しているんじゃないですかね。


 だって、カクヨムコンに参戦している人から見れば、どうでも良い短編に星やハートをつけて自分の作品よりランキングをあげたくない。って気持ちになるかもしれないじゃないですか。えっ? ならない? 単につまらないだけ? それならそれで良いのですが。単に精進するだけの話ですから。


 でも、PV4で星1、ハート2を貰えている作品もあるのですから、現在PV22もあるならハートが1つくらい貰えていてもおかしくないんじゃないかな。とか思っちゃうんですけど、欲張りな話ですかね。


 何にせよ渋いんじゃないか? という気持ちは変わりません。カクヨムコンのタイミングで盛り上がっている。とは外から眺めていたときの感想で、実際中に入って投稿する立場になってみるとそんな簡単な話じゃない隣の芝生ってことなんでしょう。


 なので、あえて言おう。


「リワード狙いのカクヨム参戦はカクヨムコンのタイミング以外が良いかもしれません」


 ランカーの方々は違うかもしれませんが、私のようなゼロから始める人は頭の片隅にちょっと入れておいても良いかもしれません。


 

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