第3話 婚約者
第3王子の婚約者。
その肩書きだけで私に近寄り友達になろうとする者や私を陥れ自分が婚約者の座に就きたいと思うものたちが今まで何人も来た。
その度、親は護衛を雇わせ弟はひっつき虫のように私の隣にいる。
紹介するのが遅れた。
私には同じ歳の弟がいる。
名はアイン・ウィンド。血が繋がってない義理の弟だ。
弟は私が8歳の時にやってきた。
私には兄弟がいなかった為、アインが来た時はとても嬉しかった。
アインもそんな私を姉さんと呼んでくれ、今では本当の姉弟のようだ。
毎日姉さん姉さんと私を呼び私の側にいる。少しシスコンが入っているような気がするけど…気にしないでおくわ。
話が逸れたわ。ラドミーラ様は私のことをお慕いしてくれてるけれど、……私はラドミーラ様に恋愛感情を持ったことは一度もない。
そしてこれからも……
私が恋愛感情を持つ唯一の相手は、私の生きてきた人生で……ただ1人、あの人だけなのだから…………
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