★設定まとめ①★

※読んでも読まなくても大丈夫です。

※20話はまでの情報のまとめです

※外見については、特に決めてませんので好きに想像して下さい。



◎メインキャラクター◎



ベル

 前世は人間。妖精に生まれ変わって異世界で目覚めた。

 元々は目立たない静かなタイプ。読書が好き。愛情が希薄な家に生まれ、ほぼ祖父母に育てられた。なので、好みが少し渋い。両親とはほぼやり取りなし。祖父母が小学生の頃に亡くなってからは、寂しい生活に逆戻り。行動制限されていた。

 そんな中、自分の命と引き換えに子どもを助けたことで、女神?に哀れまれて異世界へ。異世界に行ってからは、恋や人助けなど生き生きとしている。

 妖精なので尖った耳と性別を感じさせない身体が特徴。亜麻色の波打つ髪に若緑の瞳。全体的に大地を思わせる色をしている。

 服は草花を少し分けてもらって魔法で編んでいる。魔法のかかった服は枯れない。たまに衣装を変えて楽しんでいる。

 こちらの世界でいうベルフラワー(ツリガネソウ)に似た花から生まれた。釣鐘に見える花なので、こちらでもベルと呼ばれているらしい。

 実は創造神がこの世界を治めるために生み出した二つの種族(闇と光の種族)の一つ。属性は光。



ヒイロ

荒野の偉大なる捻れ角の一族・黎明期第三十七の年 南に至る最も凍てつきし夕闇に産まれ落ちたる緋色の君(氏名)

 元魔王。一度死亡したことで多くの力を失い、魔族たちを束ねられなくなったため、自分のやり方で魔族を守りたいと思っている。

 このままでは光も闇も消えてしまい、世界も終わると憂いている。いわゆる過激派の主導者だった。

 蘇らせてくれたベルには感謝をしている。

 光の者と闇の者は、立場的に数を減らし合うことはするが戦友のようなもの。もう姿を現すことはないと思っていた戦友が生き残ってしたので嬉しい。

 短い黒髪、緋色の眼。角は不吉を表すヤギ角=角は捻れているもの、後ろに反った形。

 魔族の中では由緒ある一族出身のため、比較的感情的ではないものの、怒るときは怒りを露にする。属性は闇。



アオ

暗緑の沼地に棲む民の守り人(氏と立場)

 ヒイロの側近。沼地出身。参謀役。

 青白い肌、耳のある場所に魚のヒレのようなものが生えている。腕や喉には鱗。水生動物のような見た目。魚のような仲間=家族たちがたくさんいる。

 新しい方の一族のため、古い一族のように振る舞いたくて冷静を装っているが、実際には獰猛であり、割とすぐに怒る(魔族は大体短気)。怒るとこちらの世界でいうケルピーのような姿になる。



アカ

灼熱砂原しゃくねつさわらを司る番人の末弟(氏と立場)

 ヒイロの側近。砂漠出身。先陣役。

 筋骨粒々の浅黒い肌、炎のように燃える髪、頭からは鬼のような二本の角が生えている。

 強い方が正義というのが常識な魔族の中でも、戦いを好む一族出身。末弟ではあるが、その筋力に一族の中でも一目を置かれている。

 竹を割ったような性格で、アオからはいつも怒られている。

 こちらの世界でいうイフリート(ジン)に似ている。



幽暗渓谷ゆうあんけいこくの当主(氏と立場)

 穏健派の主導者。おじいちゃん。「光の者たちのように、我らは黙ってこの世界を見守るべし。それで終わりを迎えようとも仕方がない」という考えの持ち主。典型的な昔はやんちゃだった人が年を取って丸くなったパターン。



◎キャラクター・人間◎


ボッカ・ブレヴァニア

 勇者、次期アトラルの王。赤髪に空色の瞳。辺境の地出身。風属性。

 暁天ぎょうてんの勇者や赤光しゃっこうの英雄というあだ名がある。

 素直な性格で正義感が強い。ベルのお陰で魔法に目覚める。魔法使いとしての勉強はしていないので、魔力をまとう戦い方をする。

 鍛えたものの、身体に恵まれなかったので、動きやすさを重視して皮鎧に細剣を使う。

 ベルのことは森のお友だちと思っている。

「——こうして勇者は魔王を討ち滅ぼし、王国に帰還しました。王は勇者の働きをたいそう喜び、愛娘である姫との結婚相手にすることにしました。勇者は魔王を倒した王として国中から認められ、尊敬されるようになりました。勇者と姫は仲睦まじく、子宝にも恵まれ、いつまでもいつまでも幸せに暮らしました。これでこのお話はおしまいです。めでたしめでたし」


ライオネス・ハルベルト

 魔法騎士。二十代前半の軍人然とした武骨な男。ダークブロンドの髪を短く切り揃え、逞しい身体つき。攻撃魔法に長けている。火属性。

 王国騎士団魔法騎士部隊所属。上等平。この世界では魔法を扱える者は少なく、騎士団の中でも特別枠のため、強さと比較して便宜上の階級は低い(身分や年齢などによる)。騎士団の若者の中でも、トップクラスに将来を期待されている。


クレア・シェルディック

 修道女シスター。長い濡羽色ぬればいろの髪、白い肌。楚々とした美人。

 教会育ちのため、やや浮世離れした印象がある。実は教会で捨てられているのを司祭様に拾われ、そのまま育っている。

 自分から望んで教会に入ったわけではないため、外の世界に憧れがあり、司祭様には内緒で外の世界のことを調べている。教会では少し変わり者扱い。※司祭様は勘づいているが、黙っていてくれている。

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