第7話
「ねぇカズくん、ナース服とセーラー服だったらどっちがいい?」
「セーラー服かな」
「引くわぁ。カズくんロリコンなの?引くわぁ。」
「いやいや、選択肢少なすぎでしょ。どっちかで聞くから。」
「じゃあ、メイド服とセーラー服だったら?」
「セーラー服。」
「バニー姿とセーラー服だったら?」
「セーラー服。」
「やっぱり、カズくんロリコンだぁ。ドン引くわぁ。」
「選択肢もおかしいって。ロリコンじゃないから。」
「ほんとの女子高生とか、まったく興味ないから。ね。」
「ほんと?」
「ほんと、ほんと」
「じゃぁ、ママに聞いてくる。」
「は?」
「ねぇ。ママの高校の時のセーラー服ってまだある?」
「うーん。この家には無いけど、実家にあるんじゃないかな。どうして?」
「カズくんとセックスするから貸してくんない?」
「やめてぇ。私の青春を汚さないでぇ。」
「ママに借りれなかった。」
「そりゃそうだ。」
「いきなりどうしたの?」
「この前のセックスがすごくうれしくて、気持ち良かったの。」
「それで、カズくんに、もっともっと気持ち良くなってもらいたいの。」
「なるほどぉ。そういうことかぁ。」
「それで俺の好きな格好をしようとしたのね。」
「そうなんだけど、美来は高校ブレザーだったから、セーラー服が無いの。」
「そういう事なら、こういうレンタル衣装のサービスがあるよ。」
「ほほう。」
ということでやってきた貸衣装のあるラブホテル。
いっぱい借りてみたから順に試していくからね。
「まずはメイド服!」
「おおっかわいい!ご主人様って言ってみて。」
「次はバニー姿」
「すげぇ!足細っ!超きれいだ!」
「ナース姿!」
「すごい似合ってる!足がきれいだねぇ。」
「最後はセーラ服だ!どうだ!」
「おおっ、可愛いい!似合ってるよ。十分高校生で行ける!」
なんか、誉められるの、うれしい!
似合ってるとか、綺麗だと言われるの、嬉しい!
コスプレ楽しい!
興奮する!
「今日はこの姿でカズくんにご奉仕をしていきたいと思います。」
私の方からキスをしていく。
おでこ、瞼、頬にキスする。
いつもしてくれる順番だ。
抱きしめてくれる。
今はカズくんは座っているので、私の胸に包み込む。
くすぐったい。
頭を撫でてくれる。
嬉しい。
気持ちいい。
カズくんの首に手をまわして抱き着いている感じだ。
これ死ぬ!
「ちょっと激しくしていい?」
うそでしょ、これ以上激しいの?
「いいよ!好きにして!」
「ふわあぁぁ。」
もう体の中も頭の中もぐちゃぐちゃにかき回されてるようだ。
ヤバい!死にそう!
「ふわああああああぁぁ。」
頭も目の前も真っ白だ。
カズくんは余韻を大切にしてくれる。
いっぱいキスしてくれたり、抱きしめてくれる。
頭を撫でてくれる。
もっと、くっついていたいと思う。
翌日。
「カズくん!見て!高校の時の制服着てみたよ。
ブレザーだけど、コスプレのセーラー服はちょっと生地が安っぽかったから。」
「どうだ!かわいいだろ!」
カズくんが抱きしめてくれる。
「似合ってる。」
「かわいいよ。ありがとう。」
「気に入ってくれた?」
「ありがとう!気持ちがとっても嬉しいよ。」
「喜んでくれてよかった。」
「わたしより、若い子、好きにならない?」
「ならないよ!美来が好き!」
これが言わせたかった。
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