第22話 最高の夜!!
おれたちはナイルの花かごの手伝いをしている。
いや、バイトをしている。
「ナイル、あと何個だ?」
「あと、5個で終わりです」
よし、最後まで丁寧にな。
相変わらず販売すると、すぐに完売になってしまう。
しばらくは売れそうだな。
「これで、終わりです」
「よし、終わりだ」
「アオイ、食事の準備しますね」
「ああ、頼む」
クレアは急いで食事の準備に取り掛かった。
今日はなにかな~
もういい香りがしてきた。
トマトベースのなにかだな。
ぐ~
お腹がなった。
「アオイさま、お腹すいたのですか?」
「あっはは、いい香りがしたからお腹がなった」
「お腹は正直ですね」
「ははっ、そうだな」
そんな話をしていると、クレアが食事を運んできた。
「おまたせいたしました」
「わ~やっぱりトマトベースだな」
「アオイはトマトがお好きですね」
「うん、好き」
クレアは嬉しそうだ。
「いただきます」
おれたちは今日の出来事を話ながら食事を楽しんでいる。
おれは今日は少し緊張していた。
なぜならば、今夜おれはクレアによるのお仕事を頼むつもりだからだ……。
神野さんがあそこまで進めてくれるのだから、クレアにお願いするしかない。
なんて……。
楽しみだな~
ナイルをどうしようか、迷っている……。
食事がおわり片づけを始めた。
片づけといっても食器を台所の水道の中にいれると、かってに綺麗になる。
だからあとは片づけるだけなのだ。
本当に楽でいい。
ちなみに食事もある程度は基本のメニューがあって、画面からだして味付けは個々に足す感じだ。
でも、これがクレアは絶品なのだ。
ひとりで暮らしてもなにも困らないようにできているのだ。
6歳だってひとりでくらしているのだから……。
「アオイさま、そろそろわたしは帰ります」
「ああ、お疲れさま」
「ナターシャさん、また明日」
「今日もお疲れさまでした」
「はい、みなさんまた明日」
ナターシャは隣の部屋へと帰っていった。
「アオイ、お風呂にしますか?」
「ああ、入るよ」
おれはお風呂にいった。
そしていつものようにシャワーを浴びていた。
クレアとナイルが入ってきた。
そして、泡だらけになりながらいつものように体を洗いっこした。
そんなつもりはなかったが、やたらとクレアの体を洗っていた気がする。
ナイルがわたしもと言わんばかりに体をおれにつけてきた。
おれは、ナイルの体も綺麗に洗った。
「おれは先にでるよ」
「「はい」」
いよいよだな。
ナイルがいるのに大丈夫なのか?
まあ、気にしないでクレアにお願いしてみよう。
おれはベッドに横になっていた。
先に寝てしまわないように気をつけて待っていた。
「アオイ、お待たせしました」
「ああ、お風呂はゆっくりできたか?」
「はい」
「ナイルも気持ちよかったか?」
「はい、お風呂は気持ちがいいですね」
「そうだな」
おれはいまだと思い、クレアにお願いをした。
「クレア、今日は夜の方もお願いできるか?」
「はい、よろこんで……」
そういうと、クレアが一瞬照れたような顔をした気がした。
嫌がってはないようだ。
「ナイルはどうする?」
「え?」
ナイルはわかっていないようだった。
クレアがナイルに説明をするために隣の部屋にいった。
ナイルはやっぱり無理だろうな。
しかも、アンドロイドではないしおれとそんなことしなくてもいいのだから。
「お待たせしました」
クレアが戻ってきた。
その後ろにナイルがいた。
え?
ナイルも一緒に?
「アオイ、ナイルは今日は見学をしたいそうです」
「す、すみません。わ、わたし経験がなくてどのようなことをするのかわかりません」
「ああ、無理をしなくていいよ」
いや、ナイルおれも経験がないのだよ。
見学ってみられてるってことだよな。
ちょっと恥ずかしいな。
おれの知る限りの知識を見せてやらないといけないんだな。
「では、アオイ失礼します」
「ああ」
おれは、クレアの体を触った。
本当にアンドロイドなのか?
普通の人間の体のように柔らかい。
クレアはおれの上にのってきた。
おぅ!
もう、たまらん。
「クレア!」
おれは、われを忘れナイルが見ていることなど忘れてクレアの体を舐めまわした。
クレアは気持ちよさそうに、声をあげ息遣いが荒くなっていった。
柔らかい胸を揉み、念願の胸に顔をうずめて幸せだった。
そして、おれはついにクレアと体を合わせることができた。
「あ~ん!」
クレアが大きな声をあげた。
聞くのとやるのとでは大違いだった。
「クレア、気持ちいいよ……はぁ、はぁ」
「アオイ、わたしもです……はぁ、はぁ」
「クレア、いくよ」
「はい」
そしておれたちは、無事に行為を終えた。
おれはふとっ、われにかえりナイルをみた。
すると、ナイルは座り込んで顔が赤くお風呂のときの顔をしていた。
「ナイル、大丈夫か?」
「はぁ、はい」
はぁって……ナイル?
「ナイル?」
「はい、わたしもご一緒したかったです」
「そ、そうか」
「クレアさんがとても気持ちがよさそうで羨ましかったです」
「そうか、こっちにおいで」
おれはナイルをベッドによんだ。
そして、ナイルをやさしく抱きしめた。
すると、ナイルがおれに体をこすりつけてきた。
おいおい、ナイル?
「アオイ、わたしはシャワーをあびてきますね」
クレアはシャワーをあびるといって部屋をでていった。
クレアが気を利かせたとか?
こんなことを考えている間にナイルはおれの体を舐め始めた。
ナイルがその気ならおれはかまわない。
「ナイル、いいのか?」
ナイルは上目遣いに返事をした。
「はい、優しくお願いします」
「わかった」
おれは、ナイルの体を舐め始めた。
そして、胸を揉んだ。
ナイルはとても気持ちがよさそうに声をあげていた。
おれも2回目だとは思えないくらい元気だ。
そして、ナイルとも……。
「あっ!」
「ナイル、大丈夫か?」
「はっ、はい」
「ナイル、可愛いよ」
「はぁ……はい」
「ナイル、いくよ」
「はぁ、はい」
おれはナイルとも体を合わせることに成功した。
ふぅ。
「アオイさん、気持ちがよかったです」
「ああ、おれもだよ」
「では、わたしもシャワーを浴びてきます」
「ああ、おれもあとでいく」
ナイルは部屋をでていった。
入れ違いにクレアが戻ってきた。
「アオイ、体力は大丈夫ですか?」
「まあ、大丈夫だよ」
「そうですか、シャワーを浴びてこれますか?」
「ああ、いってくるよ」
おれは部屋を出て、シャワーを浴びにいった。
ちょうど、ナイルが出るところだった。
「アオイさん、先にでますね」
「ああ」
おれはゆっくりシャワーを浴びてベッドにもどった。
ナイルはぐっすりと寝ていた。
「アオイ、お休みなさいませ」
「ああ、クレアおやすみ」
おれもすぐに眠った。
忘れられない、最高の夜だった。
神野さんに感謝だよ!
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