用語説明①



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◆魔法

詠唱を用いて使用することが主流と言われているもの。

熟練の魔法師となると、『詠唱破棄』と呼ばれる詠唱を一部省略したり、『完全詠唱破棄』と呼ばれる無詠唱魔法を使ったりできる。ただし、『詠唱破棄』などは一歩間違えれば、魔法が不完全であることにより魔法陣や魔法式マジックサークル自体が崩壊して注いだ魔力が行き場を失くし爆発・拡散する『魔力暴発』や、爆発・拡散は免れたが、代わりに術者に逆流することによって体内の魔力循環に狂いが生じる『魔力暴走』など、数々の危険があるため、一流の魔法師以外が使うことは滅多にない。

【世界最巧】の教義曰く、『魔法とは、神の奇跡を模倣しようとしてできなかった贋作である。』

ソロン曰く、『魔法とは、神の奇跡を神以外が使えるように創り出そうとしてきた未完成品のものである。』


◆魔術

術式を描いて使用することが主流と言われているもの。

術式は実際に手や道具などで事前に地面や紙などに描いて使われる魔術と魔力で空中などにその場で描いて使われる魔術がある。前者は消されたりする危険性がある一方で簡略化し、魔力を通せばすぐに使えたりするのに対し、後者は消されにくい一方で描くのに時間がかかったりすることがある。ただし、後者の起動速度は使用者の力量によって早くなるため、一流の魔術師となると後者の魔術を好まれる傾向がある。

ソロンの場合はやや後者寄りの魔術を使う。何故、後者寄りかと言うと、ソロンは反射神経並みの速度で描いたり脳内で術式を構築したりするということをやるから。つまり、描いているのか否か、微妙なラインであるため。

【世界最巧】の教義曰く、『魔術とは、神の奇跡に辿り着こうとして編み出された駄作である。』

ソロン曰く、『魔術とは、神の奇跡と同じようなものを万人が使えるように創り出そうとしてきた未完成品のものである。』


◆魔導

魔法と魔術の総称。

【世界最巧】の教義曰く、『魔導とは、神の奇跡を基に創り出した失敗作である。』

ソロン曰く、『魔導とは、人の手で神の奇跡を創り出そうとしている、または、抗おうとしている万人が享受する神への挑戦権である。』


◆魔法階級

主に習得難易度を基準とした魔法の順位。習得難易度が高ければ高いほど、威力や効果範囲、魔力消費量、魔力制御などが高くなったり難しくなったりすることが多いため、基準を習得難易度としている。

下から『初級<下級<中級<上級<最上級<神級』という順に階級が分かれている。ちなみに、それぞれの階級にも階位という細かい分け方があり、下から『最低位<(最下位)<低位<(下位)<中位<(上位)<高位<(最上位)<最高位』という順である。『〇級(属性)魔法の中でも△位に位置する魔法』または『〇級△位(属性)魔法』などといったように呼ぶ。ただし、魔法によって()内の階位が存在しないものもある。また、『初級魔法』と『神級魔法』にはそもそも階位が存在しない。


◆魔術階梯

主に習得難易度を基準とした魔術の順位。習得難易度が高ければ高いほど、威力や効果範囲、魔力消費量、魔力制御などが高くなったり難しくなったりすることが多いため、基準を習得難易度としている。それぞれの階梯には明確な分け方が存在しないが、同じ階梯でも術式の量や密度などで威力などが変わっている。



◆魔導階域

魔法階級や魔術階梯をまとめて分類させたもの。


・魔法階級:初級(基本)/魔術階梯:第一階梯の一部

最低限の生活をできる程度の魔導。主に「最下級魔法」の総称。基本的に誰でも使える。ただし、これを強化・発展させたら更に上の階域に達することも可能。


※ソロンは初級魔法を最高で上級の低位クラスの魔法にまで引き上げているが、これは例外――ある意味、天才とも言える――であり、血統主義者や魔法階級主義者達にとって認めたくない異例となっている。


・魔法階級:下級/魔術階梯:第一~第二階梯

庶民でも身につけられる魔法。庶民にとって、これ以上の魔法は多少、裕福な家庭の者や才能がある者でないと身につけることは難しい。


・魔法階級:中級/魔術階梯:第三~第四階梯

習得数や威力などによって泊がつけられる貴族達にとっての華とも言われる。


・魔法階級:上級/魔術階梯:第五~第七階梯

大国の軍隊を相手にし、戦術をひっくり返せる可能性がある魔法。使い手が最低でも小国なら数人、大国なら数十人いれば、独立した国でいられる。

「戦術級魔法」、「対軍級魔法」に分類されることが多い。


・魔法階級:最上級/魔術階梯:第八~第十階梯

人の力で行使可能な最も強い魔法。行使するには膨大な魔力と制御力を必要とし、普通の者なら集団で行使しなければ自滅しかねない魔法。単独で使えるものは、大国でさえ数人いるかどうかであり、小国でも一人いるとその国に手が出しにくくなるので、大抵の国では守り神として扱われる。

「戦略級魔法」、「対国級魔法」に分類されることが多い。



・魔法階級:神級魔法/魔術階梯:一部の第十階梯と第零階梯

文字通り神業とも言える魔導。天変地異など、神の御業を引き起こせる程の力を秘めた魔導だとも言われている。威力や効果範囲などに関わらず、この魔導階域を取得した者は全員、現人神として祀られる。


※【神秘魔法】はそれぞれの魔法にある「神級魔法」を総称して呼んだ魔法のことであるため、魔法階級は「神級魔法」だけである。


※階級、階梯、階域はそれぞれ強化・発展させることで上の階級、階梯、階域に匹敵する威力や効果範囲などを作りだすことができるが、基本的にこれがくつがえることはほとんどない。ただし、ソロンのような技術力や頭脳を持っていれば可能。歴代の【世界最巧】も例外なく、新魔導や魔導の強化・発展を行ってきた。

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