第4話 誰もに優しい社会になる

視覚障害がある女性に

化粧の手ほどきを始めた

メイクアップ・アーチストがいる


視覚障害のある本人はメイクしても

自分の顔や指先を確認できない


だけど

メイクした自分の顔や指先に対する

周りの人たちの反応を確認することはできる


きれいだとか素敵だとか

可愛いだとか似合ってるとか


メイクしなければ生まれなかった反応

メイクしなければ確認できなかった反応


メイクした本人を幸せにし

それを見た人を幸せにする


そんな状況を見て

始めた人は気づいたそう


このようなことが社会に広まると

万が一自分の視覚が失われても

希望が持てるということに


相手の立場に立って考えること

それは とても難しいこと


相手の立場に立って行動すること

それは もっと難しいこと


だけど

それが相手のためになって

自分のためにもなると気づいたら


難しいことに向き合える

難しいことに取り組める


結果 誰かの幸せにつながって

自分の幸せにつながる


少しだけ でも確実に

社会は誰もに優しい社会になる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

存在理由 ~ raison d'être ~ ~ 圭 ~ @Kmoon1103

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ