エンディング:真砂

GM:では、真砂さんはやっと一連の仕事から解放され、休日を手に入れた。

霧谷からディアボロスがまた脱走したと聞いたが、まぁ、他の誰かがなんとかするだろう。


新河:これ一人舞台じゃな? 義兄が既存PCなので。


GM:だよねw後は任せたー!!


真砂:おっけー!

「ふぃー……」アパートにて。ベッドに大の字で寝転ぶ。

『ピコン』

  携帯電話から短い通知音が響いた。メッセージだ。


「義兄さんだ。……ふふ、心配してくれたのかな」

 雪乃は少し迷って、えいやっという気持ちでダイヤルする。数秒の呼び出し音の後、少し荒っぽい義兄の声が、受話器越しに聞こえた。


GM:乙女しておる。

新河:これが積み重ねの強みですよ、というのも見せつけていくぅ、


真砂:「あ、義兄さん? わたし。雪乃。うん。桐谷のおじさまから聞いたよ。ディアボロス脱走したんだって。えっ、いま兄さんの支部が追ってるの? あはは、おつかれさま」

「もー、大変だったよ。うん。だってさ、ディアボロスだもん。FHのネームド! もー内心ブルブル。強かったよ。うん。もう二度と会いたくない」


金剛:この乙女の押し引きいいですね。


真砂:「なんかチャラいオジサンなのに、底のほうはやっぱり怖いんだ。ちょっと義兄さんに似てるかも。え? 失礼? あはは。そーだよね。義兄さんのほうがかっこいいし」

「え? 身体? うん。大丈夫。ジャームになんてならないよ。私、いっぱい未練あるもん。なにかって? フフフ、おーしえない」

 「うん。うん。大学のほうもちゃんと行ってるって。心配性だなあ義兄さんは。うん、お盆にはちゃんと帰るから。おねえちゃんにもそういっておいて」


金剛:一人芝居出来るのすごいなぁ……。

GM:マジでオンステージだ。

新河:電話なのを活かしてるなぁ。


真砂:「そうそう、後輩ができたよ、金剛君っていうの。暑っ苦しいくらいに少年だよ。義兄さんとは話が合うんじゃないかな。ちょっとうらやましいかも。それでね、またガラ吉っつぁんが────」

 その後、とりとめもない会話が続く。雪乃にとって、これこそが帰るべき日常なのだ────ってわけで完!!


GM:はい、素晴らしいEDありがとうございましたー!!


真砂:ちょうたのしい。

篠宮:すごい。

新河:これが玄人なんですわぁ。

金剛:いや本当にすごい。

真砂:へっへっへ、もっと褒めてくれてもいいのだよ?


GM:とても偉い!! って所で次は篠宮さんだー!!

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