第89話 2025年スタート

 1月4日。今年初のガイドボランティア(障がいがあるお子さんの、学校・学童の登下校付き添い)をした。

 朝、お迎えに行くと、Y君は「開けましておめでとうございます」と元気に挨拶をしてくれた。2人で手を繋いで、いつもの通学路を歩く。

私:年越し蕎麦食べた?

Y:年越し蕎麦食べた。

私:新しい年が始まったね。2025年だね。

Y:2025年スタートだね。

 と、会話をしながら歩く。

 途中、3匹の犬とすれ違った。マルチーズ・ブルドック・ゴールデンレトリバー。ブルドックの時は、「わんちゃん、どいてください」と言いながら、自分がどいていた。ブルドックの顔が怖かったみたい。

 いつものルーティンで横断歩道の所でバスを見る。

 黒い車が置いてある家の前を通った時には「白だね」とY君が言った。ホントだ。今日は白い車が置いてあった。

 Y君が見ている世界は、どんな風なんだろう…と思う事がある。景色や季節を感じる事が出来ているのかなあ…楽しんでいるかなあ~なんて思う事もあるが、彼も、いろいろな物を見て、感じながら一緒に歩いているんだなあ~と、今日、改めて思った。

 新年早々、Y君から学ばせてもらいました。


 昨年は、5月頃から、学校内でもボランティアをさせてもらい、今まで以上に子供達や学校の日常を垣間見る事が出来た。さまざまな事があり、さまざまな事を考えさせられた。けれど、学校内の事だし、個人情報でもあるので、ここに書けない事が残念だ。私に、もっと書く力があれば、上手に書けるのかも知れないが、嘘や誇張は書きたくないので、今は胸の内にしまって温めている。

 今年も、たくさんの発見をして、精進して行きたいと思う。

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見守り日記 みずえ @wpw

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