第80話 抱っこして落ちた
普段から「ここは緩やかな坂道になっているから、走らないでね。急いでいる時は、早足くらいでね」と言っている坂道で、一年生の男の子が転んだ。珍しい事ではないし、遠くから見ていたが大けがをした感じではなかった。けれど、ビックリしたのか、恥ずかしかったのか、男の子はうつ伏せの状態でギャン泣きしていた。それを見た6年生の女の子の集団がかけより、慰めていた。そして、その中の一人が、男の子をお姫様抱っこで抱きかかえ、学校に向かって行った。
その様子を見て「危ないな」と思い駆け寄って行ったら、なんと、男の子が、女の子の手からするりと抜けてコンクリートの地面に頭から落ちてしまった。男の子は、再びギャン泣き。二次災害。
幸い、たいした事はなかった。
転んだ時は、まず、一人で立って歩けるか? を確認しよう。歩けない程だったら、次の事を考えて。「泣いている=大けが」ではないので。
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