第5話 小さな気づき

 通学路には、風の通り道になっている箇所があり、そこは、雨の日や、風が強い日は、危険だ。低学年は、風圧で、ヨロヨロしちゃう子もいる。帽子が飛ばされたり、傘がひっくり返ったり。諦めて、傘を閉じ、びしょ濡れになって歩いている子や、この強風を楽しんでいる子もいる。

 傘をさしながら歩くと、歩道は渋滞になり、ついつい車道を歩く子もいる。子供達は、前屈みになって傘をさして歩くので、車が見えていない。こういう日は、車で送迎する家庭が多く、普段よりも車が多くなる。悪天候の日の見守りは、ホントに、気が抜けない。

 低学年の子は、横断歩道で、車が止まっても、行って良いのか待っていた方が良いのか判断できない。タイミングが悪ければ、接触事故になりかねないだろう。

 見守りボランティアをやっていると、小さいけれど、いろいろな危険に気づく。やってみないと解らない事だなあと思う。


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