第4話 雪の日に思った事

 真っ白な朝。雪だ。何時もより早めに家を出て、通学路の雪かきをしながら、登校の見守りをする。私が雪かきをする前から、もう、誰かが、概ね通学路の雪かきをして下さっていたので、助かった。こんな風に、ボランティア精神で、自分の意思で、誰かの為に、自分が出来る事をして下さる方を、尊敬する。見返りを求めない行い。見習いたいと思う。


 私は、自分がした「良い行い」の見返りが、自分にではなく、家族に届くと良いな~と願っている。例えば、自転車の鍵を無くして困っている子供がいるとする。一緒に探してあげて、見つかったら、その見返りは、息子が自転車の鍵を無くした時に、誰かが助けてくれれば良い、と言う感じで。

 でも、これって、自分に返ってこなくても、「見返りを求める」って事になるのかなあ。


 子供達は、滅多に降らない雪に、嬉しそう。ニコニコしながら「学校が終わったら、公園で雪合戦出来るかなあ」なんて言いながら登校していた。

 雪が降り積もった次の日の見守りボランティアは、自然が作った芸術作品や、誰かが作った雪だるまが、いろんな所に出没している。それを見つけるのが、楽しみ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る