第12話 ついに、バレてしまった(汗汗)!

 トンネルを抜け、下り坂を滑走し、列車はやがて、金川へ。

 ここからは、後2両の快速列車に乗車する客は通例増加する。岡山方面への客がかなりあるため。この駅の近くには県立高校もあるため、岡山からの通学客も多い。


 金川を出たあたりで、アテンダントが乗車記念のボードをもって回ってくる。これで、記念撮影。ついに、4週間前にも乗っていたことが、ばれてしまった(苦笑)。


 あ、りゃ、りゃ、りゃ、りゃあ~~~!


 記念撮影の後は、ひたすら岡山に向けて走る列車内も到着に向けて、いささかそわそわし始める。

 これは、陰陽連絡の特急「やくも」の上り列車でも見られる傾向である。

 あちらはビジネスユース中心であるから、なおのことである。

 観光列車を標榜するこの謎の気動車でも、やっぱり、そこは一緒ね。


 上り列車はこれから観光という雰囲気を醸し出していたが、こちら下り列車は、いよいよ、日常に帰るという、そんな雰囲気を感じさせてくれる。

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