帰りの「2号」は、あのおねえさん!
第9話 さあいよいよ、帰りの「1号」
翌日の13日・日曜日の朝。
10時前までホテルの客室で一仕事して後、チェックアウトして1階のレストランに。ここで朝食をとるのだが、前日夜のようにテーブル席ではなく、コンセントのあるカウンター席に陣取って、食事をとる。
一通り食事が終わると、パソコンを取出してコンセントに接続し、ここで約1時間近く、執筆に充てることに。
ネット環境はその気になれば接続できないこともないようだが、ここは集中して執筆するため、あえて接続せず、ベタ打ち中のワード文書をあけ、そこにひたすら、書込んでいく。なんとか、執筆中の小説のパートを書き終えた。
11時20分を少し回った頃、パソコン一式をバッグに仕舞い、ホテルのフロント経由で津山駅へ。少しばかり雨が降っている模様。
しかし、傘を差さずとも何とか歩ける程度であるのは、救いである。
数日前よりこの日の岡山県内の天気は、日中、雨マークが出ていた。
それにしては、さほどひどくない。
さして濡れることもなく、津山駅に入り、切符を見せてホームに向かう。
現在津山駅ではエレベーターなどのバリアフリー対策工事が進行しているが、まだ完成していない。
岡山寄りの地下通路を通って、一番端の岡山行ホームへと向かう。
列車はすでに、11時前に到着している。
快速「ことぶき」の客は、すでに何人も、後ろ2両の客席を陣取っている。
しかし、先頭のこのピンクの気動車には、まだ客は乗っていない。
車内では、清掃こそ終っているものの、二人の女性アテンダントが出発前の準備にまだまだ余念がない。
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