第7話 国道に二度跨がれ・・・
福渡到着前から、弁当を買っている人には、乗車記念のお土産が配られている。これは弁当代に入っているとのこと。そのお土産に含まれている各物品の解説も、アテンダントにより、なされます。どれも皆、この地域の特産品とのこと。建部町近辺の特産品と言われても、岡山市内在住の私には、ピンとこないものがほとんどです。
ちなみにこの列車には、車内販売のワゴンもあります。
こちらでは、さまざまなグッズとちょっとしたおつまみ的な食べ物もありますが、飲物類は一切、ありません。
この日は20人近くの乗客がいて、いかにも鉄道筋の人たちもボックスシートに陣取っておられまして、仲にはこの列車のサボ(行先表示板)を買われている人も。
かくして、福渡を出発。なぜかこの駅にも、お見送りの人が旗を持っておいでとのこと。よく見ると、どうやら地元の男性である模様。
岡山と津山のほぼ中間地点にある福渡駅を発車した列車は、間もなく、この路線3か所目のトンネルに。これはそんなに長いものではなく、あっという間に超えて、さらに旭川に沿って北上してまいります。
その旭川とも別れ、列車は岡山市を超え、久米郡久米南町に。
神目駅を通過した列車は、次の弓削で停車。その前に、国道53号線が津山線の頭上を越えて交差していきます。
弓削でも、快速列車の方は乗降が幾分ありますが、こちらは影響なし。
アテンダントによる、川柳の町の案内がなされ、まさに「観光列車」の雰囲気を醸し出してくれます。
弓削発車後は、誕生寺、小原を通過していきます。誕生寺を過ぎて間もなく、進行方向右側だった国道53号線が再度線路の上を超えて、左側に。
交差して間もなく、中島ブロイラーという鶏肉で有名な店を左側に見て、さらに列車は進みます。ここから先は津山まで、国道は進行方向左側。
いつも客が並ぶ鶏肉店を超えると、今度は久米郡美咲町へと入っていきます。
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