第6話 旧郡部・御津町そして建部町をひた走る

 前回乗車したときはそうでもなかったのだが、隣に客がいないことを前提として、感染防止用に取付けられたプラスチックの板をとってくれるようになっています。


 これは確かに、ありがたいわな。

 おかげで、テーブルで書きものもできるし、飲み物その他しっかり置けます。

 その飲み物も、テーブルに備え付けられた板の下にある白いスペースに置けば、揺れて倒れたりしないように工夫されているときています。


・・・ ・・・ ・・・・・・・


 列車はやがて、山間に。

 進行方向右側の旭川の案内が、アテンダントより。

 時折倒木や落石などで不通になることのある、川に沿った大きなカーブを超え、列車はさらに山中へ。牧山を過ぎてしばらくすると、津山線内3か所のうちの最初のトンネルに突入。

 それを抜けると、旧御津町(現在は岡山市北区)。

 野々口のカバヤ食品工場を横に、列車はひた走る。

 野々口を通過し、しばらく走って金川到着。

 ここでもかなりの降車客があるのですが、この車両からはそれもなし。


 金川を出ると、旧御津町の中心部をかすめ、しばらく坂を上り、クレー射撃の会場を進行方向右に見る。

 以前岡山国体が行われた場所のひとつでもあるが、会場の都合もあって、その翌年の兵庫国体でも会場として使われた場所である。

 列車はさらに、この路線2つ目のトンネルへ。このトンネルの途中で坂を上り切ったあとは、少し緩めの下り坂を滑るようにひた進む。


 トンネルを出ると、今度は旧建部町(現在は岡山市北区)へ。

 建部駅を通過し、列車はやがて旭川を渡る。


 その列車のこれまた進行方向右側に、「幸せ橋」という名の歩行者専用の橋を横目に、列車は旧福渡高校の敷地を利用した専門学校を右に見て、ここで、福渡到着。

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