行きの「3号」は、岡山発昼一番の快速
第4話 遅めに出ても、まだ、乗車準備中
さていよいよ、「さくびさくら」の「上り」に乗車する機会がやってきた。
前回津山に向ったときは前の普通車にいつも通り乗ったわけだが、今回はあえて、指定席のある列車に。
いつもなら少し早めにホームに向ってボックス席の進行方向にいい席を確実にとりに行くところだが、今回は指定席があるため、あまり慌てていく必要はない。
前に津山から戻ってきたときには乗車までかなり待たされた経験があるから、それも考えて、それまでいた場所を少し遅めに出て、岡山駅に向った次第。
岡山駅の構内に入ったら、さらに、セブンイレブンに入り、ひきたての珈琲のラージサイズも購入して、それから地下改札に下り、いつものように地下通路から地上のホームに。少し距離があるので、ともあれ、ふたをきちんとつけているとはいえ、珈琲をこぼさないよう気を付ける。
私がホームに到着したときには、すでに、列車は9番線に入線していた。
少し遅めに来たつもりではあったのだが、それでも、まだ清掃中で乗車できず。
乗車口前に荷物を置き、持ってきたセブンイレブンの珈琲を握って、ひたすら、乗車できる時を待つ。
やがて、岡山駅構内にある寿司店の関係者が弁当を持ってやってきた。
これは、アプリでこの列車専用の弁当を買った人のための措置で、発車直前に、製造業者が持ってくるシステム。その業者氏、領収書の冊子を一つ持っておられた。
おそらく、当日その場で決済することになっているものと思われる。
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