第41話 幕間 とある少女の日記。

〇月◇日。


今日、私はとってもいいことがありました。

それは、ずっと前から気になっていた露草くんとお近づきになれたのです。

すっごく嬉しくて。

でも、最初はちょっと気まずかったりもしました。

何人かで修学旅行の予定を決める話だったのですが、最終的に私は露草くんと二人っきりになって……。

でも、話してみると露草くんは、何だかすごく話しやすくて。

気がつくと、気まずさは消えて、素の自分のまま会話できていました。

私は、男の子と会話するのが苦手なのですが、露草くんとなら、永遠に会話できるって思いました。

ただ気を抜きすぎて、ちょっと失言をしてしまいました。

『ふふっ…知らない人から見たら、彼女の名前を呼び捨てしてる風に見えるかもね…って、私何、言ってるんだろ!?』

うぅ…下心、見え見えだったかな?


これからもっと仲良くなりたいです…。


もちろん…その……彼女として……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る