第3話 少女たちの生きる世界

 事件の現場検証が終わったのは日も傾いた夕方になる頃であった。

 犯人制圧から間もなくして、高野と佐藤は捜査課専用のトレーラーをまわして現場へと現れた。

 このトレーラーは犯人護送車としての機能が備わっており、逮捕、確保された犯行グループは指揮トレーラーに随伴してきた警備部の署員によって護送車へと運び込まれた。

 犯人たちの勾留作業が続く中、サヤカは運河沿いのフェンスに背をもたれ掛けている。

 タマキは「冷えるといけないから」と自分が着ていたジャケットを渡し現場検証に向かった。

その背中を見送った後、サヤカは一人考え事をしていた。

 昨日と今日、2回も事件に巻き込まれたが、その度に救助に来たタマキ。

 彼女の犯人と向き合っている時と、普段ではかなり異なる印象。そんな不思議な二面性を持った少女にサヤカの興味が尽きない。

 これからしばらくは彼女とも一緒の生活である。せっかくなので色々と観察していきたい。

 それは立場的に友達がいない彼女サヤカの友人が欲しいという願望だったが、彼女自身はその事に気がついていなかった。

 検証が終わり次第、署へ同行してほしいとの話だったので、現場から少し離れて待機しているのだが、話し相手も端末も無い状況は人や機械に囲まれて過ごすのが日常化していたサヤカにとっては意外に暇である。

 そんな手持ちぶさたの中ふと、以前アパレルブランドのサイトで見かけたモデルの真似をしてみようと思った。

 ジャケットに袖を通しフェンスに体重を預ける。

 ポケットに両手を入れ、片足のつま先をフェンスにひっかける様に持ち上げる。

 普段ならはしたないとたしなめられるため行わない姿勢だが、使用人も会社の人間もいない事から試してみる。

 膝が歩く時より高い位置へ上がるため、スカートが普段より持ち上がる事に少しためらいも感じたが、やってしまえば何て事はない。こんな事で、なんでみんな目くじらを立てるのだろう?

 その時、軽快な足音が近寄ってくるのを感じた。

 顔を足音の方へ向けると、両手に袋を抱えたタマキが駆け寄って来ていた。

「ゴメン。待たせたね~。」

 署内で会ったときの様な気負いを感じさせない屈託のない笑みを浮かべるタマキ。

「ええ。お気になさらず。」

 とっさにいつもの営業的対応が出てしまう。

 無意識の対応とは言えこれでは壁を作ってしまうのだと思うが、ではどうすれば良かったのか考えが浮かばない。

 そんな風に悩むサヤカの事を知ってか知らずかタマキは話しを続ける。

「今ぐらいは仕事離れて自然に話そうよ。」

 持っていた袋の中から市販のアイスキャンディーを取り出し、サヤカにわたす。

「あ、ありがとう……。」

 返答の仕方に困っていたところに唐突な行動であったため、礼を言うのが精一杯だった。

 へへっと笑いながらタマキは自分の分のアイスキャンディーを取り出すと、袋を地面に置き、サヤカと同じ様にフェンスに背中を預けた。

 そのまま中身を取り出し無言で食べ始めるタマキを見て、サヤカも口にほおばる。始めに冷気、続いて甘さが広がる。

普段自宅で食べるアイスに比べて人工的な強めの甘さと乳化剤のねっとりとした舌触りに驚いたが、これもたまに食べるなら悪くないかなと思う。

「もしかして、『ワンコインアイス棒』食べるの始めて?」

 先程まで口に入れていたアイスキャンディーをゆっくりと振りながらタマキが聞いてくる。

「ええ。すごく不思議な食感ですけど嫌いじゃないです。この味。」

 また外向きの対応で返してしまう自分がもどかしい。

「小さい頃これが大好きだったんで、今も『味多香みたか』のオバちゃんが持たせてくれたんだ。」

「ミタカのおばさま?」

 先程大捕物を演じた横道を見ながら話すタマキが、知らない名前を出す。

『おばさま』と言うくらいなら身内なのだろうか。

「そう。味多香のオバちゃん。その道沿いにある焼鳥屋の店主さん。子供の頃からわたしの面倒を見てくれているんだ。」

 そこで親戚ではなく知り合いの女性である事に気がつくサヤカ。

「小さい頃からって事は、この辺りの生まれなの?」

 やっと普通に問いかける事ができたと心のなかで安堵する。

「う~ん。『北新都通り』で育ったのは間違いないけどね。」

「育ったのは?」

 どこかはぐらかすようなタマキの言い方に興味が湧いたサヤカは同じ様な笑顔で聞き直す。

 その言葉にタマキはアイスキャンディーの棒を真剣に見つめる。

そして何かを決めたように空を見上げながら話し出す。その瞳は髪に隠れてサヤカからは見えない。

 だが口は笑顔なのにどこか悲しそうにも見える。

「わたしさ。この通りに捨てられていたんだ。それをわたしのママが拾って育ててくれたの。味多香のオバちゃんは当時ママが働いていたバーのママ。」

「なんか分かりにくい説明だったね。」と笑いながらサヤカの方を向くタマキ。

「その後、ママは昔から付き合っていたパパと結婚したんだけど、3年前の新都拡張工事に反対するテロに遭遇しあっ。」

 冗談めかした言い方ではあるが、育ての親の死を語るタマキ。

 彼女の中では既に折り合いがついているのであろうが、その言葉は重い。

 しかし、その言葉に対しサヤカが感じたものは親近感に近いものだった。

「そうだったんですね。イヤな事を思い出させてごめんなさい。でももしかしたらわたしたち似た者同士なのかもしれないです。わたしも生みの親については知らないから……。」

 突然の言葉に理解できない顔のタマキ。

「えっ!? でもあなたは伊坂のお嬢様でしょ?」

 驚きと言うか理解できないとばかりに質問するタマキに改めて向かい合うとサヤカは語りだす。

「伊坂の家は代々優秀な子供を養子にとって、その子を次代の社長として教育しているんです。だから伊坂重工業連合は代々の社長は先代の子供が継いでる様に見えるけど、実際は血縁関係は無いの。」

 間髪を入れずにサヤカは話し続ける。再び固くなっていた言葉が自然と柔らかくなっていることに本人は気がついているのだろうか。

「家系図上のわたしの大お祖父様つまりは初代社長に子供がいなかった事が直接の理由だと思うけど、同時に会社の成り立ちにも関係してると思う。」

 伊坂重工業連合株式会社は元々21世紀初頭、国内外の有数メーカーに対抗するため、複数の中小企業が協力し合併する事で設立された複合企業であった。

 合併企業中もっとも大きかった伊坂重工の社長が経営のトップに立つのは当然の流れであったが、規模が大きくなったとは言え元の会社ごとの派閥が無いわけではない。

 一枚岩とは程遠い伊坂社にとって、社長の世襲は反発を招く。しかし社長を持ち回りで務めるわけにもいかない。

 そこで考案されたのが、見どころのある子供を養子に迎えて次期社長として育てる事だった。

 血縁関係の無い子供を次期社長候補として引取り、役員会全体で育てる。一見荒唐無稽とも見える案であったが、2代目、3代目の社長は経営者として、より会社を大きくする事に成功している。

 そして4代目の選考となった時、白羽の矢が立ったのは、系列企業が運営する病院に保護されていた身寄りの無い少女サヤカであった。

「ふぇぇ。それはまた嵐みたいな人生だね~。」

 生い立ちを一通り聞いたタマキは、理解が及ばないのか間の抜けた驚きの声を上げる。その目は驚きに見開かれている。

 伊坂の跡取りと聞いた時は、お嬢様にしては随分と気さくなタイプだと思ったが、その生い立ちならと納得できた。

 自分タマキたちが生まれた頃と言えば、東京は過去最低の経済状況により治安は乱れに乱れ、道には失業者と犯罪者(及びその予備軍)であふれており、大企業などの私的組織から庇護を受けなければ、明日をも知れないとまで言われた時代だった。

 当然の様に育てる事ができない子供は捨てられてしまう時代だった。

 実際、少子化問題がしきりに叫ばれていた21世紀前半から見ても、現在の10代後半から20代の人口比率は極端に落ち込んでいる。(逆に10代前半以下の世代はかなりの増加傾向にある)

「でも、それだけの生活があるのになんでPPOうちの仕事に興味を持ったの? 職業体験とかインターンって訳でもないだろうし。」

 たしかにサヤカは似たような境遇を経てきたが、せっかく手に入った裕福な生活がありながら、危険がつきまとうPPOの業務を手伝うのか疑問である。

 それに対しサヤカは空を見上げながら独り言の様につぶやいた。

「……会社を通じて隠しているけど、最近オートマトンによる事件が多発しているの。」

 つぶやきを聞き取ったタマキは小さく驚きの声を上げる。

 一般的にオートマトンによる犯罪件数は人間に比べて比率は低いとされており、それは政府発行の犯罪白書においても証明されている。

 ただしオートマトンは重労働環境にて運用されることが主となるため、人間より力強いタイプが多く、一度犯罪に走ると重犯罪化する可能性がある。

 タマキが電磁加速砲など警察としては過剰火力な装備をしているのは、オートマトンの犯罪者に対応するためである。

 そんなオートマトンの犯罪が増加しつつあるのであれば、オートマトンの製造運用に規制がかかるのは必然であろう。

「だから、昨日の件も労働争議にしたか……。」

 タマキも問わず語りとつぶやく。

「このままオートマトンによる犯罪が増えれば彼らの人格権やライセンスが剥奪されかねない。だから労働争議で手打ちをしながら事件の裏を独自に調べる必要があったの。」

 そこまで言うとサヤカはタマキの方に視線を向ける。視線が合ったタマキは自分の事を異性愛者だと認識していたが、妙に心がドキドキした。

 そんな流し目でタマキを捉えていたサヤカは、タマキの方へ姿勢を向ける。

「改めてお願いがあります。昨日の事件の裏側には何かある事はあなたも感じているでしょ? それをわたしと一緒に探して欲しいんです。」

 真剣な瞳で懇願してくるサヤカに思わず慌てたタマキだが、「あー……。う、うん。」と唸った後、気分を取り直すためにコホンと軽く咳払いし返答する。

「そのお願い聞いてあげる。元々昨日の事件の裏取りは北署捜査課うちが行う事な訳だし全然問題ないよ。」

 快諾するタマキに喜びの表情を見せるサヤカだったが、「でも」とタマキは続けると警戒の色へと変わっていく。

「個人的なお願いなら、わたしからも一つお願いしていいかな?」

「……何を望んでいるの?」

 硬い表情のままサヤカは先を促す。

「せっかく年も近いんだから、他人行儀はやめようよ。北署捜査課うちはフランクな職場だからね。わたしの事は『タマキ』って呼び捨てでいいから。」

 笑顔で要望を伝えるタマキ。柔らかい笑顔だが有無を言わさない勢いがある。

 金銭などもっと即物的な要求を想定したサヤカは、完全に予想とは異なる話しにやや面食らった様な表情になったが、相手の意図しているところを理解すると、自分もタマキに微笑みかけながら答える。

「ありがとう。あなた、……じゃなくてタマキからそう言ってもらえると助かる。わたしの事もサヤカって呼んで。」

「もちろん! 改めてよろしくねサヤカ!」

 サヤカの両手をつかんだタマキはピョンピョンと跳ねながら答えた。


 そんな二人を少し離れたところから見ている大人が三人。高野と滝、そして佐藤だ。

 犯人の護送車への収容や捕物現場での検証。ついでに地元協力者達への挨拶と諸々の後処理を済ませて軽く休憩を入れたところ若い二人が話しているのが目に入った。

「あの頃の子って気が合うとすぐに仲良くなれて羨ましいわ~。」

 かつての自分を思い出しながらつぶやく高野。ちなみに現場に出る前に制服から紺のタイトスカートのスーツスタイルへ着替えを済ませている。

「しかし、良いんですかね? 仮にも大企業の次期社長候補がPPOうちの仕事手伝うなんて。」

 事件はとりあえず解決したが、どこか腑に落ちないと言った表情で缶コーヒーに口をつける。無糖ゆえ只々苦いだけの液体が口中に広がった。

「実態はどうあれ名目上は試供装備の管理と研修ってなっているので我々に断る権限はないですね。」

 一瞬にして眉間にシワを寄せた高野がぼやく。

 研修はまだしも試供装備つまりHデンジャーやパワーアシストウエアなどの管理にはメーカーである伊坂の意向は無視できない。

 タマキの使う装備の多くは試験的に導入しているものであり、本格的な整備にはメーカーの支援が必須となる。

 そしてタマキは現場で捜査を行う関係上、荒事に巻き込まれる事も多く、命を守るためには装備を荒く使わざるをえない場合もある。

 そのため、各装備は実地テスト用として想定より耐久性を上げているが破損する場合がある。

 これまでもHデンジャーの銃身で攻撃を防ぐなどして廃棄処分にせざるをえない程に破損した事があった。

 そのため、伊坂としても現場に近いところに社員を配置しておきたかったのだが、それは必然的に荒事の近くに身を置く事になる。

 そのため、多くの技術者は難色を示しおり、その事に目を付けたサヤカは名乗りを上げたのであった。

「とりあえずお嬢さんサヤカはタマキと組ませる。一応護衛役でもあるわけだしな。当然、お嬢さんの現場出動は無し。基本はネットワーク経由による支援バックアップだ。」

 高野の方へ身体を向けると滝はそう告げた。

 PPOの捜査課は通常現場捜査官1名につき、専属のバックアップ要員がつく事になっている。

 しかし北署捜査課は現場担当が滝、佐藤、タマキの三名。さらに状況によっては高野も捜査官として現場へ出ている。

 対してバックアップ要員は電脳捜査官である市村のみであるため、普段は佐藤がバックアップを代行する事でかろうじて2名体勢を維持している。

 さすがにこの状態はよろしくないため、以前より課員の増強を求めているが人材確保に苦労している。

 これは単純に応募が少ない事に加え、滝、佐藤がバックアップに要求するスペックが高い事が挙げられる。

 二人が言うところによると、「バックアップの能力如何で現場に人死が出る可能性がある。故にバックアップ担当は現場担当と同じ程度のライセンス保持者が望ましい。」との事であった。

 しかし、元々バックアップ要員には『電脳操作』及び『電界没入』のコモディティ・ライセンス保持が必須である。それに加え捜査に必要なライセンスを保持している人物となると、その数は極端に少ない。

 市村も課に配属された後のライセンス更新の際に捜査関連のライセンスを獲得しているほどである。

 そこへ研修とは言え、『電界没入』については異能レベルの素質を持つ人物が来たのである。

 滝は捜査関連のライセンス保持には目をつむり、彼女をバックアップ要員として迎え入れるほかに選択肢は無かった。

「では決まりですね。」と答えた高野は自らの端末を取り出すと、北署の人事課へサヤカの研修を許可する旨を連絡する。

 滝はそれを見ながら愛車Pー5のボンネットに腰を乗せた。

 これで諸々解決かと思ったが、横にいる佐藤が先程から一言も発言していない事に気がついた。

 何気なくを装いつつ、佐藤の方に視線を向ける。

 元相棒はコーヒー缶を手に持ち立っている。額にシワを寄せて一点を見つめるその姿は、何かを思い出そうとしている様にも見える。

「……なのか? しかし……」

 時折何やらつぶやく声が聞こえるが、内容はうまく聞き取れない。

 そんな姿に滝は嫌な予感がする。警視庁時代から佐藤がこの様になるのは面倒事の前触れだ。

 昔なら上に厄介事を押し付けて二人で無茶をしたものだが、今やその厄介事を引き受ける捜査主任は自分である。

 今さらながら当時の上司たちの苦労を察しているが、後の祭りである。

「滝。悪いがちょっと俺は独自で動くわ。」

 コーヒーを飲み干すと、コートのポケットに無造作に手を突っ込み滝にそれだけ告げてその場を後にする。

 その姿はいつも北署捜査課で見る『穏やかなサトさん』ではない。

 伝説的剛腕刑事。

 犯罪消去請負人イレイザー

 癒着と断罪の裁定者。

 などと呼ばれた警視庁時代の切れ者ワルとしての背中だった。

 信念と直感、緻密な調査。そして様々な人脈により難事件を解決。

 さらには15年前には国内最後の内乱と言われる東京内戦を解決した『11人の英雄リアルヒーロー・イレブン』の一人とされた男の姿がそこにあった。

 有無を言わせないその背中を見守る滝は頭に手をあて、「やれやれ。」とつぶやく。

 初めて出会ってからかれこれ10年近いが、こうなった先輩刑事を止める術を彼はまだ心得ていなかった。

「いいんですか先輩?」

 成り行きを見守っていた高野も不安げに滝に話しかける。

 普段は課長と主任という間柄である二人だが、警視庁時代では滝が高野の指導担当であったため、今でもたまに先輩後輩の間柄として話しかける事がある。

 特に佐藤については高野より滝の方が付き合いが長い事もあり、この様な佐藤の単独行動が発生した時は滝に助力を求めている。

「先輩のアレはいわゆる野生のカンってやつだからな、到底制御なんてできるもんじゃないさ。」

 諦めの様な言葉を紡ぐ滝だが、その表情はどこか羨望の様なものが表れていた。

「とりあえず俺たちの任務は最年長者と新人コンビのカバーアップって事だ。」

 それだけ言うと残っていたコーヒーを一気に飲み干して愛車のシートへと滑り込みエンジンをスタートさせた。

「ちょっ、ちょっとそんな無責任な!」

 高野がさらに何かを言いかけるが、滝は車を走らせて行ってしまった。

 置いていかれる形となった高野は手を伸ばした状態で呆然としていたが、次第に湧いてくる怒りに肩を震わせていた。

「ちょっと!みんななんでそんなに自分勝手なのよ!!何かあって責任取るのはわたしなんだからね!」

 現場封鎖が解除されていない事が幸いし、高野の叫びはごく一部の関係者のみにしか聞かれる事はなかった。


 そんなの一人が、空中で滞空していた捜索型ドローンを通して現場を録画していた。

 犯人逮捕後の捜査官たちの行動も一つ一つカメラに収めていたドローンは小さな音を立てて現場を飛び去った。

「さて面白いネタだな。これ、どうするかな?」

 誰もいない薄暗がりの部屋でよく通る声の独り言が響いていた。

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