第十七話:魔族を追い詰めたけど、このまま勝てるか分からない

第十七話:魔族を追い詰めたけど、このまま勝てるか分からない


「ゴミがいくら増えようが関係ねえんだよおっ!」


 腹から流れる血をいとわず、赤いゴリラの魔族、ヴェクネロが絶叫する。


 屋内と違い、はるかに広い演習場一帯に叫び声と振動が響き渡った。


「るせえっ!『ウインド・エッジ』!」


「……ふっ」


「『縛鎖・束縛』っ!!」


「『ファイア・ボール』!」


 それに呼応するように、僕たち勇者が攻撃を放つ。


 渡会くんが高らかに風の刃を放ち、林崎さんがそっと吹き矢を撃ち、岩本さんが特殊魔法で金属の鎖を巻きつけ、蝶野さんが火の弾を打ち出した。


 渡会くんが撃ったのは、風属性の汎用魔法だ。


 『ウインド・エッジ』は「風魔法といえば切り裂く風の刃だろ!」という安直な考えの下、渡会くんによって編み出された。


 それまでのゼアーストでは、風属性の汎用魔法はせいぜい強風を吹かせるくらいしか用途がなかった。


 けど、彼のアイデアにより新たな知見がもたらされ、風の刃を活かした攻撃的な魔法が開拓されるように。


 つまり、異世界人によって風魔法に対するイメージのブレイクスルーが起きたのだ。


 林崎さんの吹き矢は、説明しなくてもいいかな。


 次に、岩本さんの特殊魔法について。


 彼女の特殊魔法は『縛鎖錬成』。


 魔力を伝達した地点から鎖を生み出し、自由に操る効果を持つ。


 言ってしまえばそれだけだけど、使い勝手は抜群に良い。


 なんといっても、傷つけることなく相手を拘束できるのが大きな利点だ。


 前に僕が流された騎士を彼女に任せたのは、この利点があったから。


 最後に、蝶野さんが撃ったのは火属性の汎用魔法『ファイア・ボール』。


 文字通り、火球を生み出して相手に放つ魔法だ。


 こういう系統の汎用魔法は、既にゼアーストにあった。


 けど、こっちの人は火と風の相性のよさを何となくでしか分かっていないようだった。


 それもそのはず、ゼアーストには化学の概念がない。新鮮な酸素を送り込むと火の勢いが増すことは、サルゼアさんですら知らなかった。


「…」


 とまあ、長々と説明しちゃったけど。


 同時に迫る四撃は、ろくに防御もしなかったヴェクネロにあっけなく直撃した。


 けど…。


「弱い」


 まるで効いた様子がない。


「弱すぎる」


 ヴェクネロは合金でできた鎖に何重と縛られ、風により一瞬で火だるまになりながらも、僕から目を離さない。


 メラメラとたぎる炎が夜を明るくし、魔族の赤い体色を一層赤く照らしていた。


 視認しやすくなったけど、吹き矢は当たったかすら分からない。


 いや、おそらく当たったんだろうけど、皮膚が厚すぎてノーダメージだったのか。


「…うん」


 魔力がすっからかんの僕は、代わりに頭を回す。


 小規模の魔法が魔族に通用しないのは分かる。


 手傷を負っているとはいえ、僕たちの未熟な魔法だけでヴェクネロを倒せるとは思っていない。


 でも、この余裕はなんだ?


 勇者に囲まれていながら、どうして平然としていられる?


「俺に生半可な攻撃は効かねえんだよ。かかってこい」


 今一番弱い僕を挑発して、おびき寄せて最初に殺す。


 こいつが考えているのは、多分こんな感じのことだ。


「私たちを無視する気!?」


「…させない」


「十海くんは、私たちで守る!」


 すかさず岩本さん、林崎さん、京月さんが僕と魔族の間に入る。


 見え透いた脅し文句。


 僕でもその意図に気づけるんだから、他の皆も気づいて当然だ。


「ほら、どうした?こんなものじゃ、俺を縛ることなどできない…」


 ヴェクネロはそう言うと、全身に力を込めてわずかに屈み…。


「…っぞおオォォッ!!!」


 両腕を勢いよく広げ、絡まる鎖を全て引きちぎった。


「っ!」


「きゃあっ!」


 壊れた鎖の破片が四方に弾け飛ぶ。


 渾身の特殊魔法があっけなく攻略されてしまい、岩本さんが目を丸くすると同時に、林崎さんが叫び声を上げる。


「っ!…大丈夫、十海くん?」


「うん、ありがとう」


 僕のところにも破片が飛んできたけど、間にいた京月さんがかばってくれた。


「その傷…」


 彼女の左腕から、一筋の血が流れ落ちる。


 でも、破片が直撃したみたいだ。


「大丈夫、これくらいなら私の『いつもの献身』で…」


「そう?なら僕の後ろに」


「でも、それじゃあ十海くんが…」


「体の方は大丈夫だよ。今度は僕が体を張る番」


「でも…!」


 僕が少しかっこつけても、京月さんは依然として譲らない。


 彼女は意外と強情だ。


 それが僕のためになるなら、人殺しもいとわないという精神の強靭さを持っている。


 けれど、僕にだって譲れないものがある。


「ふざけんな!『ウインド・エッジ』!」


「…『フレイム・ブレス』」


 上手く焦点が合わない前方奥で渡会くんがもう一度風の刃を展開し、林崎さんが筒に息を吹き込みながら炎のブレスを吹く。


「僕は死なないよ」


「っ!」


「京月さんを置いて、僕は死なない」


 それを横目に、僕は静かに、けれども力強く言う。


「だから安心して。必ずあいつを倒す」


「十海くん……!」


 言いながら、僕は京月さんの肩に手を回してくるりと…。


 くるりと、彼女を抱き寄せながら位置を入れ替え…。


 くるりと!


 くっ、入れ替えられない…!


 京月さん、全身に力を込めて動かないようにしてる!?


「ありがとう!私、待ってる!!!」


「うわああっ!」


 彼女は僕以上に声量を込めて返事をすると、ふっと力を抜いたようだ。


 僕はつんのめって転びそうになる。


「効かん!俺の体は、例え日の光だろうと焼き尽くせねえんだよおっ!!」


「冗談をっ!『ファイア・トリックスター』っ!」


 少し遠くでは蝶野さんが棍を振り回しつつ、魔力をいくつもの球状に生成。


 それらを曲芸のように操り、火の玉に変換しながら連射する。


「…『アース・ガトリングニードル』」


 さらに、林崎さんが筒に息を吹き込むと同時に魔力を送り、数センチ長の岩でかたどられた棘を何百発と射出する。


 息をつかせぬ魔法の連弾。


「無駄無駄アアァッ!!」


 ヴェクネロはその全てを体で受け止めながらも、平然と立っていた。


「大丈夫!?やっぱりまだ休んでた方が…!」


 体勢を崩した僕を見て、京月さんが慌てて聞いてくる。


 まさかとは思うけど、負傷した自分を僕に守ってもらうっていう、悲劇のヒロインみたいな一連の流れをやりたかったの?


 もはや何も言うまい。いや、何も言えないが正しいか。


「心配ないよ」


 全部彼女の手のひらの上だと悟り、一気に恥ずかしくなってきた。


 僕は顔を赤くして、京月さんからそっぽを向く。


「あ…」


「ほら、少し下がって治療に集中して。その、イチャイチャしたいんだったら後でリクエストに応えるから」


「ほんとうっ!?」

 

 カマをかけてみると、彼女は簡単に崩れた。


 やっぱり。


「あ…、これは違うんだよ!」


「それと、後で叱るからね」


「うん、ごめんなさい…」


 一刻の猶予もないのにこんなことして!

 

 まあ、追及は後にしよう。


「これでも駄目なら…!真衣っ!渡会くんっ!奏手っ!あれをやるよっ!」


「はーいっ」


「おうっ!」


「……うん」


 一方、ヴェクネロを攻撃していた岩本さんはかけ声を出した。


 彼女は一歩下がった後、その場で右腕を大きく振りかぶって殴りかかる体勢を取る。


「今度は連携技か?ゴミはいくら集まってもゴミなのに、よくやるなあ!?」


 ただならぬ雰囲気を察したヴェクネロが、多分僕に向かって叫んだ。


 岩本さんが大技を繰り出そうとしているのに、なおも挑発的な発言をやめない。 


 間違いない、こいつの狙いはカウンターだ。


 個体の身体的特徴にもよるけど、魔族は基本、高い身体能力を活かした肉弾戦と豊富な魔力を利用した魔法攻撃を織り交ぜてくる。


 けど、さっきまでは屋内にいたから、ヴェクネロは近接戦闘に消極的だった。


 そもそも、やつの肉体は高速移動に不利なゴリラベース。一瞬とはいえ機敏に動けたのがおかしかった。

 

 その上、マグナムを二発腹に受けている。肉体的には相当無理をしているだろう。


 だから今、こいつはカウンターを狙うしかない。


「っだまれえええっっ!!」


 岩本さんが一際大声を出す。


「『縛鎖・剛腕』っ!!!」


 そして、助走をつけて特殊魔法を唱える。


 その瞬間、彼女付近の地面から幾筋もの鎖が飛び出してくる。


 それらは彼女の右腕に巻きつき、巨大な腕甲を形成していく。


 長さが二メートルくらい、太さは数十センチ以上あるだろうか。


 さながら、銀色の大蛇だ。


「林崎さんっ」


 僕は小声で、少し離れた位置にいた林崎さんを呼ぶ。


「…うん、刹羅が攻撃したところを狙ってくるあいつを、私が奇襲で仕留める」


 言いながら、彼女は懐から短剣を取り出す。


 その刃には、普段吹き矢に使われているのと同じ猛毒が塗られている。 


「くうううらええええっ!!」


 叫びがてら息を吐き、ステップの間隔と歩幅を速めて魔族に迫る岩本さん。


 走る最中、地面につながった何本もの鎖を引きずりながら右腕を平行に伸ばす。


 ラリアットの構えだ。


「僕と京月さんのことは心配しないで。渡会くんと蝶野さんの援護もあるし、何よりやつの魔法は溜めがいる。あの腕にだけ気をつけて」


「…うん」


 僕は早口で伝達すると、林崎さんは返事しながら小走りで進む。


 ちょうど岩本さんに重なる位置取りだ。これならヴェクネロに気づかれることはないと思う。


 マグナムを食らって動きが鈍っている以上、さっき井藤さんを掴んだ、瞬間移動に近い詰め寄りの一手はもう使えないはず。


「はあああああっ!」


 トップスピードに達した岩本さん。


 人蹴りごとに土煙を上げ、超重量の銀の大蛇をしならせる。


「力で勝てると思ってんのかあアアアッ!!」 


 動けないのか動く気がないのか、全く避けようとしない魔族。


 未だ火をまとう両腕を広げ、歴戦の力士のように腰を落として身構える。


「こいよ、ゴミ女アアアアアっ!!!」


「黙って食らっとけ、赤ゴリラあああああっ!!!」


 瞬間。


 鎖の剛腕と炎の両腕が激突する。


 そのあまりの衝撃に、一人と一体の中心から砂煙が湧き立つ。


「……いまっ」


 岩本さんに気を取られ、両腕を防御に使っている今。


 彼女の陰から林崎さんが飛び出す。


「…ここ!」


 コンパクトに腕を伸ばし、ヴェクネロの銃創に短剣を突き刺さんとする。


 それに合わせて僕は、意識して見ないようにしていた渡会くんに焦点を合わせる。


「…」


 小さな頷き。


 彼もまた、岩本さんの一撃に乗じて忍び寄ってきていた。


「…ッ!」


「そんな余裕、あるかなあああああっ!!」


 前後の奇襲にヴェクネロが顔を歪めるが、そんな暇はないとばかりに岩本さんが拳に力を込める。


「いける…!」


 僕は興奮のあまり呟く。


 これなら、アレを使うまでもないか?


 ヴェクネロは視覚に頼らず、魔力を感知できる。


 けどそれは、僕たちの目では重なった奥のものが見えなくなるように、三次元的にしか作用しないと予想している。


 だから、真後ろとはいえ普通に近づいてきた渡会くんの存在はばれているとしても、視覚的にも魔力的にも岩本さんに重なっていた、林崎さんの登場は予想外だったはず!


「ぅうらああああああああ!!!」


「…っ!」


「っもらったああああああ!!」


 僕の目の前では岩本さんがごり押しし、林崎さんの凶刃が迫る。

 

 さらに赤い肉体で見えなくなったけど、渡会くんも短剣を振りかぶっているはず。


「お願いっ!」


 緊張の一瞬に、後ろの京月さんがお祈りする。


「…」


 が、僕は無言でその様子を見つめる。


 林崎さんの一刺しがやつの銃創を抉れば、勝ったも同然だ。


 でも、どこかおかしい。


 どうして他の皆の攻撃をものともせず、僕を挑発したんだ?

 

 そしてなぜ、さっきまでは出し惜しみせず撃ちまくっていた『マギフォース・キャノン』を撃とうとしない?


「…ふんッ」

 

 ふと、陽炎の中、岩本さんの剛腕を受け止めていたヴェクネロが不敵に笑った。


「『マギフォース・…』」


 そして、詠唱を開始する。


 バカな!両腕は手一杯だ。


 『マギフォース・キャノン』を使うときには、最低でも片手を構えて魔力を圧縮する必要があるはず!


 もしかして…!


 この魔法はもしかして、『マギフォース・キャノン』じゃない!?

 

「離れてえええっ!!」


「…『バースト』オオオォッ!!!」


 直後、赤の巨体に青が光る。


「あああああ……!」


「……!」


「ああ……!」 


 キイイイイィィンッ!!!


 という鋭い音に、三人の声が掻き消される。


 その青はキャノンと同じく、高密度の魔力を込めた衝撃波だった。


 ただそれが、ヴェクネロを中心とした全方位へドーム状に放たれた。


「気をつけ…、っくうっ……!」


 京月さんに呼びかけてる間に、青い波が僕の方にまでやってきた。


 思わずスピアと左手で顔を覆い、目をつぶってしまう。


「っ!」


 近くで爆弾が爆発したかのようなエネルギー。キャノンとは比べるまでもなく強大。


 今にも吹き飛びそうだ。


「……京月さん、大丈夫?」


 数秒経ち、衝撃が完全に失せた後。


 僕は目を開けて、ちらと背後を見てみる。


「っ!京月さん!!」


 彼女は数メートル先に倒れていた。


 周囲の地面の土が抉れ、階段の石材がところどころ崩れていることから、『マギフォース・バースト』の威力の高さが伺える。


「今いく…」


「待って!」


 僕が行こうとすると、手を上げて制止する京月さん。 


「っ、私は平気。それより…」


「…うん。今はヴェクネロだね」


 ここは彼女を信じよう。


 僕は前へと向き直る。


「話は済んだか?」


 平坦な口調でヴェクネロが語りかけてくる。


 いつの間にか、やつを包んでいた火が消えていた。


「隠し玉があったから、そんなに余裕だったんだね。司令塔の僕をおちょくって、岩本さんたちをけしかけさせた」


 岩本さん、林崎さん、渡会くんの姿が見えない。


 至近距離で『マギフォース・バースト』を食らって、果たして無事でいられるだろうか。


「残念だったなあ!?あれだけ息を合わせたのに!」


 おまけに蝶野さんも城門まで吹き飛ばされてるし、アレにもダメージが入っているようだ。


 しばらくは、奥の手も援護も期待できないか。


「でも、お前もかなり魔力を使ったよね?」


 けれど、僕の魔力もすっからかんだ。


 どうする?


 傷を負い、魔力をそこそこ消費したであろう魔族相手に、ショートスピアで太刀打ちできるか?


「いいや、お前を殺せるくらいは残ってる。それに…」


 僕をまっすぐ見つめて問答していたヴェクネロは、そこで急に後ろを振り向いた。


「アレをぐちゃぐちゃにするのも余裕だ」


 僕から見て前方、やつの後方にあったのは…。


 この場、この世界に似つかわしくない白銀の機体。


 十メートルほどの大きさを誇る、鋼鉄のロボットだった。


「アナウンスモード、オン」


 視認され、隠すのも無駄だと思ったんだろう。


 コクピットに搭乗する長谷屋くんが指示を出し、ヴェクネロよりもはるかに大きい巨体が機械的な音声を発した。


[トラブルにより、チャージが中断されました]


 そして、絶望の一言を漏らす。


「チャージ…?よく分かんねえが、中断ってことは何かをキャンセルしたんだろ?ざまあねえな、でかいだけじゃねえか」


 ここぞとばかりに、魔族は声を張り上げる。


 未知の機体を見ても、特段驚いた様子はない。


 戦闘が始まってすぐ、長谷屋くんが特殊魔法で生み出したことに気づいていたんだろうね。


 物質を生成する魔法は普通の魔法より正確なイメージが要求され、また膨大な魔力を消費する。


 流れとしては、何かを生み出したいと想像して魔法を放つ→魔力が体外に放出される→魔力がものに変換される、といった感じだ。

 

 よって、生み出されたものが大きければ大きいほど、魔力の痕跡も濃くなる。


 それに、魔法で生成されたものも自然に存在するものと同じく、微かに魔力を帯びる性質がある。


 つまり、岩本さんの剛腕による攻撃と林崎さんの毒を用いた一撃が失敗した場合に備えた二の矢は、魔力を感知できるヴェクネロにはバレバレだったということだ。


[チャージを再開します]


「おう、頑張れ」


 茶化しながら、赤い魔族は再び僕の方を向く。


 その目には、今度こそ僕を殺すという明確な意志が込められていた。


「その間に、こいつをぶっ殺しとくからよおおおオオオッ!!!」


 ヴェクネロが太い両腕を掲げ、短い後ろ脚を動かして僕に駆けてくる。


「…」


 対して僕は、ぼうっとする頭を無理やり叩き起こして睨みつける。


 近くにいた仲間はほぼ全員、戦闘不能だ。


 後ろの京月さんを守らないといけないから、逃げるという選択肢はない。


 その上、長谷屋くんが操る機体、『シルバーコメット』のチャージが終わるまでの時間を稼がないといけない。


 僕にやれるか? 


「お前があああああ…!」


 そして魔族の叫びに呼応するように、僕はスピアをきつく握り締めて走り出す。


「死ねえええええっ!!!」


 ああ、やってやるよ!

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