第13話 機械

久留洲は扉を開いた。

すると、巨大な機械が見える。

「これは一体、何なんだろう?」

久留洲は不思議そうな顔をした。

「恐らく、古代文明の遺産でしょう」

「そうなんですか……」

「でも、どうやって動かせるのかな?」

フィリアは疑問を口にした。

「分かりませんが、とりあえず調べてみます」

久留洲は近づき、観察を始める。

「あっ、スイッチらしき物が有りましたよ」

久留洲が指差す。

「本当だ」

ガイズとフィリアも駆け寄る。

「これで起動出来るのではないでしょうか?」

久留洲はボタンを押す。

しかし、何も起きなかった。

「駄目みたいです」

久留洲は肩を落とす。

「そうですか……」

ガイズは残念そうに言った。

「他の場所を調べてみよう」

久留洲は歩き出す。だが、次の瞬間、地面が大きく揺れた。

「何だ!?」

「きゃっ!」

「何が起きたんだろう?」

三人とも動揺していた。

そして、床に大きな穴が開く。

「まずい!このままだと落ちてしまうぞ!」

「助けて!」

フィリアは悲鳴を上げる。

「任せて下さい!」

ガイズは二人を抱え込んだ。

そのまま、落下していく。

しばらくして、久留洲達は地面に着地した。

「何とか助かりましたね」

久留洲が安心して息を吐く。

「そうだな」

「ここは何処なのかしら?」

辺りを見回すと、大きな建物がある事に気づく。

「どうやら、無事に辿り着けたようだ」

「良かったわ」

三人は建物の中に入った。

「あれ?誰もいない」

久留洲が不思議そうにする。

「どうなっているんだろうか?」

「ちょっと、外に出てみましょう」

久留洲が提案する。

「そうするか……」

三人は外に出る。

すると、周りにはモンスターがいた。

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