応援コメント

第10話 新曲とトモトモ」への応援コメント

  • 初めまして。
    この度は『批評企画』にご参加いただきありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。

    さて、ここまで拝読した感想としては登場キャラたちの掛け合いや不思議な現象などが軽いタッチで書かれていて面白く、ほほえましい童話という印象を受けました。また絵本作家や児童文学作家に求められるような感性を、作品の随所で垣間見ることができました。こうした部分は非常に魅力的で、おそらく作者様の強みだと思います。登場キャラや展開などは、少なくとも私には思いつかないものだったので勉強になりました。一話完結という形も、作品の長所を生かすものになっていたのではないでしょうか。

    その反面、作品にはまだ改良の余地があるとも思いました。
    大きく分けて二つ。一つは、登場キャラや情景描写の書き方についてです。これらはかなりフワっとした印象でした。良く言えば簡潔に書かれている、悪く言えば印象に残りにくい。
    特に登場キャラの姿形は、もう少し細かく描写することをオススメします。実は登場キャラについては、近況ノートの方を拝見させていただきました。個性豊かで可愛らしかったです。一方で、作品を読んでいるときの想像とは乖離が大きかったです。ですので、魅力ある登場キャラたちの姿形が文章でも表現されると、より色鮮やかな作品に化けると思います。

    二つ目は登場キャラの性格についてです。
    行動からおおよその像は掴めましたが、直感的に特徴を把握するのは難しかったです。原因はどの登場キャラも話し方が似通っているからでしょうか。作者様が意図的にそうされているなら読み飛ばしていただいて構いませんが、もし違うならもう少し性格に違いをつけても良いような気がします。たとえば話し方をそれぞれ変える、特徴的な行動をさせたり、クセをつけるなど。ある程度の違いがあった方が、登場キャラそれぞれの魅力がより映えると思いました。とはいえ改稿作業は大変ですし、この作品の原稿はすでに完結されているようなので、また別作品を作るときにでも参考にしていただければと思います。

    それでは以上になります。
    作者様の創作活動の一助となれば幸いです。

    作者からの返信

    初めまして作者のきやとです。
    島流しにされた男爵イモ様、批評ありがとうございました。

    自分でも「ちょっとキャラの描写とか性格分けが足りないかな」とは思っていたところです。もののズバリとあてられてしまいました。精進いたします。

    もともとはTwitterでだらだらと書いて身内でげらげら笑いながら書いていたもので、とにかく短くまとめることを焦点にしてしまったためかと思います。ここに上げる際、軽く手直しはしましたがやはり足りていませんでしたね。申し訳ありません。

    また別の作品、あるいはこの続編など書くことになりましたらご意見を参考にさせていただきます。

    本当にありがとうございました。