先祖代々から我が家を見守る梅の木
縁側に座りお茶を飲む。
ポカポカして落ち着くのは俺も歳を取ったと言うことか。
いやはや嫌なことだ。
またズズズとお茶を飲んで前を見る。
そこには大きな一本の梅の木があり花を咲かせようと頑張っていた。
「そう言えば爺さんはなんでこの木を切らなかったんだ? 」
『わしらが楽しむためじゃよ』
え……?
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