俺の顔も真っ赤に染まった

 赤く染まった並木道。

 まだ肌寒い時間帯を進みながらも頭に乗ったそれを払う。

 

 足を止めて周りを見る。

 珍しく誰もいない事を確認し両腕を広げ——


竜巻トルネード! 」


 唱えると同時に赤い地面が軽く舞った。

 示し合わせたかのような結果に満足していると、違う所から子供の声が。


「スゲー! 」


 穴があったら入りたい。

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