6話

 須藤さんとパーティを組んで半年。ボス部屋手前まで潜れるようになり僕はBランク探索者になっていた。Bランク探索者になるとダンジョンボスを討伐できるようになった。けど

そんなある時、探索者協会からボス討伐をしないかと言われた。

「佐藤さんパーティはそろそろボス討伐に参加しませんか?」

「うーん。須藤さんどうします?」

須藤さんは少し考えて

「よし。参加してもいいぞ。」

「じゃあ参加します。」

「では近い日のは……北海道です。1週間後に始まります。」

「北海道のどこですか?」

「オホーツク地方の網走監獄ですね。」

「わかりました。須藤さん行きましょう。」

「おう。」


 こうして僕たちは北の大地に向かった。北海道は埼玉と違って3月が近づいても気温は2℃ほどで寒い寒い。網走監獄についてすぐにダンジョンボスの情報を確認した。巨人種の中でも更に巨大で炎属性、名前はグレートフレイムジャイアント。動きは遅いが攻撃範囲や威力が高く、更に炎を身に纏っていて非常に厄介なモンスター。ただ討伐メンバーに氷と水の精霊の力を行使できる人と魔法を使える人がいる。それに協会から炎属性に耐性や特攻のある武器などを貸し出しているからなんとかなるだろうと思っている。

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