3話

 僕は日本最大のダンジョン発生地域である、古来から欲望が渦巻く魔都京都に来た。冗談じゃないよ?ダンジョンが発生しやすい場所は人が多い、負の感情が蓄積されている、人がたくさん死んでいるの3つだ。京都は近代以前の首都で、約1800年以上も首都があった。首都ってことは権力者が集中する、ということは権謀術数が盛んだから暗殺は当たり前。伝染病、戦などなど。ダンジョンが発生しやすいということは高ランクダンジョンが多い。高ランクダンジョンが多いということは高ランク探索者が多い。


 探索者協会京都市支部に来た。僕は受付にいき、

「Cランク探索者の佐藤大地です。須藤さんの誘いで来ました。」

「はい。………確認できました。作戦会議は5日後の午前10時からです。そして討伐メンバー、つゆ払いには初めてなのでこれを読んでください。会議に遅れないでくださいね。次の方どうぞー。」

受付をさり、貰った冊子を読んだ。内容は、参加してから終わった1週間後までのホテルや武器屋、道具屋などの優先権が与えられること、ただし1番は討伐メンバーである。なるべく事前の作戦会議にのっとること。ダンジョンコアは1番に協会に権利がある、ただし重要な異常物質に限る。2番目に討伐メンバー、その中では主力から優先。最後につゆ払いで、1番深い層の人からということ。さて、読み終わったし作戦会議までダンジョンを潜るか。



 潜ってみたがやはり頑張っても30層付近になる。ただ安定して倒せるのは25層あたりになる。従魔がいるとはいえソロだと深くなるほど厳しい。従魔が僕と同じくらいになるまで先延ばしするしかないけど。

 そんなことを考えながらダンジョンに作戦会議前日まで潜った。

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