Aランクへ
1話
僕がCランクに上がるまでの1年で大きく世界が変わった。まず探索者協会は日本の組織ではなく世界の組織になり、本部は各国の首都にあり、そこから支部が広がっていて、Bランクからは本部でしか昇級できない。そして表記が変わり、所属する国が追加された。僕の場合は、日本Cランク探索者、という風になった。まあ所属国がわかること以外ないけど。ダンジョンの攻略スピードが上がった。それによりモンスターの領域を全て奪還できた。次にアナウンスが3回あって、機能開放は1回で2回は情報だった。
機能はモンスターの自我の発生だった。これにより個体差が少なかったのが大きくなり、更に高ランクになれば知能が高くなる。しかしモンスターを使役することが可能になった。召喚士と従魔士だ。違いは召喚士はMPなどの対価を支払えば召喚や復活することができるが知能だけしか成長せず、それも少しだけ。従魔士は復活ができず失うが、成長することができる。スキルとしてもあるためソロの探索者はより深く潜りやすくなった。僕も従魔スキルがある。
情報はメニューに情報という項目が増えて、中はネット記事みたいにタイトルがあって記事がある。2つを要約するとダンジョンは高い知能を持つ知的生命体がいる所に現れること、とあるダンジョンを攻略した時に選択を突きつけられることだ。後者は不穏だがどうすることもできない。
最後に僕のことだがCランク探索者になった。
装備はダンジョンで採取した特殊な鉱物で作られていて軽くて丈夫な鎧に、ドロップした盾と警棒みたいな異常物質を属性金属でメッキしたもの。それぞれの鑑定結果は、
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名称:似非ミスリルの鎧
ランク:一般
テキスト:軽くて丈夫な鎧。
効果:防御プラス20、速マイナス5
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名称:騎士の盾(無属性ミスリル)
ランク:一般
テキスト:とある世界の騎士が使用した盾。それを属性金属でメッキした。
効果:防御プラス14、職業が騎士系の時防御プラス16、魔に干渉可能
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名称:霊木の棍棒 金属メッキ(無属性ミスリル)
ランク:国宝
テキスト:霊木、それは意思の集合体である精霊が宿った木。それを棍棒にしたものだがまだ精霊はいる。さらに属性金属でメッキした。
効果:力プラス34、精霊に認められれば精霊の力を行使可能、魔に干渉可能
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国宝級の異常物質がドロップしたのは運がよかった。異常物質がドロップするのはレアみたいなもので99%以上が一般だ。更に精霊付き。付いている精霊によって認められる条件は違うがその力はどれも強力、ダンジョン探索が捗る。
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