第5話
探索者になって2日後近場のEランクダンジョンに来ていた。装備を整えるのに1日かかってしまった。そんな僕の装備は、頑丈そうなホームセンターに売っていたバール、鉄板に元からついていた取っ手をとり新しい取っ手を真ん中に付けて加工した自家製盾、大きなリュックだ。盾を作るのに8時間かかった。あと残りのスキルを全部取ったし、水と栄養補給ゼリーも持った。中に入っていった。
「うわっ!」
テレビとかにはない気配というか圧というかそんな力っぽいものを感じる。恐怖が湧いてくるがしかし、奥に進みたいという感情が生まれる。が少しするとなくなった。今のはなんなのだろうか。しばらく歩くと雫型の青い液体が見えた。
「っ!やあっ!」
僕はすぐにバールで殴りかかった。たしか協会公認のモンスター図鑑の通りならスライム系最弱のモンスター、ノーマルスライムだ。液体は酸ではなくただの水で、攻撃方法は窒息させることくらいだ。倒し方は体内の核を壊すことだが、ただ水の中のビニール袋を掴むみたいに捉えることが難しいし、それに弾力もある。今もバールで殴りつけているけど核を捉えられていない。しばらく殴っていたら躓いて盾を下にしてスライムごと転んだ。
「いだあっ!」
そして光の粒子が僕を通る。倒せたようだがこれ以上の探索は難しくダンジョンを出た。ダンジョンの周りはベースキャンプになっている。僕はベンチに座ってステータスをみた。これが僕のステータス。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前: 佐藤 大地
レベル1
HP 2/10
MP 13/15
力 4
速さ 5
持久 6
防御 2
精神力 7
スキル
アクティブ:算術レベル2、暗記レベル2、疾走レベル1
パッシブ:鍛錬(速)レベル1、鍛錬(力)レベル1
称号:日本国民、Eランク探索者
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スキルはスキル鑑定スキルか上位の鑑定系統のスキルを使わないとどんなのか分からない。ただ称号は簡単なものが見えるが、称号鑑定スキルか上位の鑑定系統のスキルがないとわからない。2つはこんな感じ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
称号:日本国民
テキスト:
地球にある日本の国民である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
称号:Eランク探索者
テキスト:
地球の日本にある「探索者協会」に所属するEランク探索者である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日本国民は日本国民なら全員が持っていて、探索者は○ランク探索者を持っていて2つとも珍しくもない。MPが減っているのはパッシブスキルのせいでスキルレベルの分MPが減るからパッシブスキルは注意しないといけない。ステータスを確認して僕は家に帰った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます