第1話

 「これでいいですか?」

ダンジョンが一般開放されて5年後、今日もまた探索者協会に登録しにきた人がいた。

「では確認させていただきます。」

「はい。」

協会の男性の受付嬢の言葉に返事する。なぜ受付嬢が男性なのかというと、ステータスを得れば性別でどうしてもできないことを除き差が生まれず、男女差別をする人は少なくなった。特に探索者の間ではほとんどいない、女性で強い人はたくさんいるからだ。同じことからひ弱そうでも強い人が多いから探索者では「見た目で判断するのは愚か者のすることだ。」という言葉が心得として広がっている。

「名前は佐藤大地、年齢は18歳、現在の職業は無職、ステータスは未取得でよろしいでしょうか?」

「はい、大丈夫です。」

「次に規約などの説明をします。まず協会は探索者の身元の保証、管理をする国家組織です。探索者証を所持していれば武器防具が買えます。そして専用のケースに入れていればダンジョン外で装備を持ち歩いても大丈夫です。次に依頼の受注の注意事項です。掲示板の依頼、指名依頼は協会が報酬を預かっているので安心してください、ただし協会を通さない場合は自己責任になります。最後にルールです。1つ目、探索者または一般人との喧嘩は禁止です。簡単に死傷者がでますから。2つ目、ダンジョン内では基本的に不干渉です。救援を求められたりしたら助けてもいいし助けなくてもいいです。救援を求めて助けられたら、法外な報酬を求められなければごねないこと。3つ目、治安部隊にステータスの開示を求められたら応じること。もちろん治安部隊以外が見ないようにします。4つ目、探索後協会にステータスを提示、収集物の提出です。これもステータスは厳重に保護しますし、危険な物が流れないようにするための処置です。以上ですが質問はありますか?」

「ないです。」

「ではこちら探索者証です。私達協会は新たな探索者を祝福します。」

これで新たな探索者の誕生です。




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ぽんぽん変えてすみません。

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