第411話 執筆停滞中

 昨日、毒親父が入院した。4月10日に前立腺がんの手術をするのだが、糖尿の状態が良くないとかで1週間ほど病院で食事管理をする事になったのである。

 

 これで半月ほどは快適な毎日を過ごせそうである。まぁ奴が入院している間に毎晩ビルの清掃に行かなきゃいけないのだが、そんなのは毒親父が家にいない事に比べたら些末な事である。せいぜい15分程度だし、仕事の帰りに立ち寄れる場所なので、ちょっと残業すると思えば大した手間ではない。

 

 毒親父は私に頼むのが嫌なようで、入院する2日前になっても私に何も言ってこなかった。仕方が無いので私の方から、行ってやるから銭を寄越せ(もちろんこんな言い方はしていない)と話を付けた。

 

 いったん帰宅してから出るか、少し時間を潰して帰宅前に立ち寄るのが良いか、悩ましいところである。一昨日はちょっと駅前にあるデパートの中の書店で時間を潰して直接ビルに立ち寄った。

 

 昨日は半日で仕事が終わってしまったので、夜になって車で出かけた。ついでに図書館に寄って、先日借りた本を返しておいた。

 

 結局、5冊借りて2冊しか読めなかったなぁ……。これからは書店に寄り道する事も増えるだろうし、気になる本はどんどん買おうと思っている。

 

 たくさん読んでたくさん書く、これ以外に道はないといろんなプロの方が言っている。こないだ読んだスティーブン・キングも言っていた。そう考えたら私の執筆スピードは全くお話にならない。せっかく執筆用にパソコンを買ったのに、このままでは本当に宝の持ち腐れである。

 

 今のところ、公開している長編はカクヨムに1つ、pixivに1つ、たったの2つである。いろんな書き方を模索するのは良いのだが、そのせいで書くのが遅くなるようでは意味がない。たくさん書く為に書き方を模索しているのだから、書けなくなるならそのやり方は私に向いていないと言う事だろう。

 

 だからと言って、すでに3万文字書いている現在の作品を別の書き方で書き直すのはなかなかハードである。まぁこの作品は書いている途中で時系列に歪みが生じてしまったので、その辻褄合わせで余計に時間が掛かっているんだけどね。

 

 副業は今が一番暇な時期で、ゴールデンウィーク前に一応の繁忙期を迎える。忙しくなる前に少しでも書き進めておきたいところである。

 

 考えてみれば、ファンタジー小説をちゃんと読んでいないなぁ。今日も帰りに書店に寄ろうと思っているので、何か参考になりそうな小説を買おうと思う。一昨日、中古本のコーナーで指輪物語を見つけたのだが、2巻からしか無かったので購入はしなかった。そんな古めかしい作品ではなく、そこそこ新しいラノベを物色して読んでみよう。きっと何か得る物があるだろう。

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