第391話 行ったり来たり

 昨日はいつも通りに出勤したが、やはり状況は全く変わっていなかった。派遣元から休業を言い渡されたので、月曜日からは出社できなくなってしまった。という訳で、図らずも本業に専念できる環境が整った訳だ。

 

 昨日、Amazonで注文した本は小説の書き方などの本だったのだが3冊中2冊が残念な状態だったので、交換してもらう事になった。一番楽しみにしていた本の帯がしわくちゃになっていたし、もう一つの文庫本はカバーの背面上部がちょっと破れていたのである。

 

 今は唯一無事だった本を読んでいる。おそらく今日中には新しい本も届くと思う。中古品なら多少の傷みは許せるが、新品で購入してあの状態ではちょっと納得いかないなぁ。

 

 まぁ1冊だけでもまともな物があったのは良かった。中身についてはまた後日、感想としてエッセイにまとめようと思っているのでここでは多くを語らない。ただ、あるあるだが、こういう時ってたいてい一番読みたかったのが被害を受けている場合が多いよね。多分に漏れず今回も、3冊の中では優先順位があまり高くない本が生き残った。面白そうだと思って買ったのは間違いないんだけどさ。

 

 逆に言えば、こういうアクシデントが無ければおそらく最後まで読まなかったと思われる本を一番最初に読むことが出来た。もしかしたら他の2冊が無事ならそのまま読まずに積まれたままになっていたかもしれないのだ。

 

 こういう、自分の意思とは関係ない部分で読む順番を捻じ曲げられるのは、目に見えない何かの強いメッセージである可能性もある。おそらく、今回休業に追い込まれたのもそういったより高い次元からの何らかの示唆であろう。

 

 どうしても自分の意思を通そうとするとさらなる歪みが生じて、うちの毒親父のように人生の最終盤で酷いツケを払わされるようになる可能性が高い。もしかしたら死ぬまでにツケを払いきれずに死後の世界でも苦しむかもしれないが、勝手にやってくれ。どっちにしろ自分で払いきるしか道はないのだから。

 

 そんな訳で、私は素直に読みたかった本よりも先に生き残った本を読んでいる。きっと自分の身になる何かが書かれているに違いない。

 

 私は作家になりたいと言っているくせに読書量は少ない方だと自覚している。特に小説は全然読んでいないと思う。

 

 物語を作るのは好きなくせに、人の作った物語を読むのがあまり得意ではないんだな。読むのも書くのも好きって人もいるし、読むのは好きだが書くのは無理って人もいる。結局は人それぞれだと思うが、私は読むより書く方が好きってタイプだと思っている。

 

 ただ、書くのが好きって割には作品数は少ないし、小説はあまり読んでないけどビジネス書とか自己啓発本とかは結構読んでるし、なんか中途半端なんだよな。

 

 ちなみに今回買った3冊も小説ではない。小説の書き方とかそういう類の本たちである。今後の創作活動に役立つんじゃないかと思って購入したが、実際に役に立つかどうかは読んでみないと分からない。

 

 なるべく早く読み終えて、エッセイにしようと思う。

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