第375話 麻雀最強戦2023 B卓とファイナル

 間にカラス天狗のⅤチューバーのコーナーを挟み、2ndB卓が始まった。

 

 夕食を食べていたので入場を観られず、東二局からの視聴となった。起家が内川幸太郎、南家が和久津昌、西家が桑田憲汰、ラス親は猿川真寿という並び。

 

 解説は二階堂亜樹、ナビゲーター梶本琢程、実況は日吉辰哉である。

 

 桑田というのは1stC卓で瀬戸熊に引導を渡した若手である。東二局二本場に桑田が千三百点、二千六百点の二本付けを和了して一歩リード。そして親番で三枚切れのペン7索を無邪気にリーチ。猿川が注文にハマって放銃。裏が乗って七千七百点。次局、猿川は国士無双を聴牌するがそのせいで和久津に放銃となる。

 

 東四局、猿川がリーチ一発自摸の二千点オールを和了。続く一本場、すぐに中ポンして手を進めていく。しかし和了したのは桑田。リーチ一発ピンフの三千九百点を内川から和了。

 

 南場は三局目まではとんとんと進んでいくが、トップ目の桑田が同卓者の魂を削るように最後の親でまっすぐに和了に向かう。三本場でようやく親番を手放し、オーラス四本場、あっさりと桑田が自摸和了して終わらせる。

 

 A卓、B卓どちらも長い闘いになった。割と似たようなタイプである桑田と大介が決勝でぶつかり合いそうだが、そこに和久津とたろうがどう立ち回るかが決勝卓の見どころとなりそうである。

 

 さて、泣いても笑ってもあと一半荘で今年の最強位が決定する。最強位に輝くのは鈴木たろうか? 鈴木大介か? 桑田憲汰か? 和久津昌か?

 

 おっと、決勝前に風呂に入ってたら、東四局まで進んでいた! 起家は桑田、南家が和久津、西家がたろう、ラス親が大介である。と、書いていたら大介が和久津に千点振り込んで南入してしまった! 長かった2ndとはガラッと変わってスプリント戦になっているようである。誰が場をコントロールしているんだろう?

 

 南一局、フリテンリーチを敢行した桑田、次から次へと脇に流れるが最後の3索を自摸って四千点オールに仕上げる。これで一歩リード、しかしまだまだ先は長い。南一局一本場、鈴木たろうがリーチをかけて一発で自摸和了って跳ね満に仕上げる。桑田は親っ被りであっという間にトップ目から陥落する。南二局は和久津とたろうが聴牌を果たすが、さらりと大介が自摸和了って和久津の最後の親を流す。

 

 あっという間にファイナルは南三局まで進む。桑田が先制リーチを掛けるがたろう以外は全く下りず、殴り合いの展開に。そして大介が追いついて追っかけリーチを敢行するが大介が桑田の和了り牌を掴んで放銃。

 

 そしてオーラス、条件付きの聴牌を果たしたのは桑田。一発か裏一枚で条件を果たすが手変わりも多い。どうするか小考した末にリーチを掛け、条件を満たす一発自摸で見事初優勝を果たした。

 

 これ、一発で自摸和了らなかったら大ブーイングで二度と呼ばれないパターンだったんじゃないか? しかし、あの状況でリーチできる胆力は素晴らしい。あそこでダマにして自摸っても和了れず、その後手変わりをして満貫になるまでに何巡掛かるか分からない。もしかしたら和久津に三倍満自摸条件が出来てしまうかもしれないし、大介に聴牌が入る事だって考えられる。

 

 あそこで一発か裏条件のリーチを掛け、一発で自摸れたから最強位になれたのである。それにしてもプロ五年目で最強位か、Mリーグにも来るかな?

 

 という訳で優勝は桑田憲汰、準優勝が鈴木たろう、三位が鈴木大介、四位が和久津昌という結果となった。

 

 正直言ってずっと集中して観戦していた訳ではない。ちょこちょことロマサガRSの高難易度に挑戦しながらの観戦だった。何しろ2ndステージは長かったからね。こりゃ二十三時くらいまでかかるかな? なんて思っていたら、ファイナルは一時間くらいで終わったんじゃないか?

 

 それでも十分に楽しめた。副業もようやく軌道に乗ってきたし、思い切ってアベマプレミアムに登録しようかな? と思ったら月九百六十円かぁ、ちょっと迷う値段だな。年間一万円以上だもんな。うーん、もうちょっと検討しよう。

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