第374話 麻雀最強戦2023 A卓

 一年間に渡って予選を繰り広げてきた麻雀最強戦2023。十二月十日、これまでの激闘の集大成となるファイナルが繰り広げられた。

 

 昨日はファイナル1stステージとして十六名の中から八名を決める戦いがあったのだが、残念ながら私はボランティア団体の研究大会という行事に参加していたので前半は視聴する事が出来なかった。


 帰宅後、1stステージC卓の途中から視聴出来たので、三連覇を目指す瀬戸熊が若手ホープによって引導を渡される決定的瞬間は観る事が出来た。

 

 瀬戸熊は二連覇して献身的に最強戦の顔として活動し続けた。今回は1stステージ敗退という残念な結果に終わったが、その分Mリーグで活躍してくれる事だろう。二年間、お疲れ様でした。

  

 まず、2ndステージA卓は高宮まり、ももたん、鈴木大介、鈴木たろうという組み合わせで行われた。東一局、出親となった鈴木たろうが難しい配牌を親満に仕上げる。東一局一本場、高宮のリーチに大介が追っかけると一発で高宮が六萬を掴んで放銃となる。調子に乗った鈴木大介は続く東二局、ど高目一通の一筒を一発で自摸って六千点オール。この人、なんていうか剛腕だわ。

 

 そこからはもう自分がターゲットから外れている事を自覚しているのかカン七萬でも涼しい顔してリーチを掛ける。一本場は大介とももたんの二人聴牌で流局。

 

 こうやって視聴しながら書くと最後までずっと観なきゃならなくなるのが困る。2ndステージが二試合、そしてファイナルが一試合。この調子で東場からずっと書いてたらエッセイ三本くらいになってしまう。

 

 できれば2nd二試合で一本、ファイナルで一本の計二本くらいにまとめたいところである。

 

 なんて事を思ってたらたろうが高宮からダマで二千点の二本場を和了。これで怖かった大介の親が終了する。続く高宮は親でリーチ、ももたんは上手に打ちまわしていたが待ち牌を掴まされて三千九百点を放銃。高宮は放銃や自摸られで箱寸前だったがようやく息を吹き返す。しかし続く一本場はダマで打ち取りを目論むが、たろうがさらりとかわす。

 

 続く東四局は高宮がリーチに踏み切るが安目を自摸って裏も乗らず五百点、千点の和了りとなった。

 

 あと一周、南一局は流局で、一本場にももたんがたろうから三千九百点の一本場、四千二百点を打ち取り、ぐっと二着に近づく。続く南二局、無邪気な大介がダマでタンヤオで高宮から二千点の和了り。一本場も大介が高宮が二千九百点は三千二百点を和了。高宮は残り八百点まで沈んだがまだ親番があるから折れてはいない。


 二本場でたろうが大介から満貫を打ち取る。これで上下がくっきりと離れた状態になるが、下はどちらも親が残っているので油断は出来ない。

 

 南三局は流局。続く一本場でついに高宮にチャンスが巡ってくる。見事にチャンスをものにしてリーチをかけて一発自摸って四千点オールの一本場で息を吹き返した。連荘は五本場まで続く。しかしたろうが自摸って裏三の跳満を和了し、ほぼ勝ち上がり確定の位置につける。残るオーラス、すぐに聴牌したたろうだったが、事故を防ぐためにダマで進める。そうこうするうちに親のももたんがカン六索でリーチを掛ける。途中まで楽勝ムードだった大介は最後になんとか和了を物にしてゲームを終わらせる事ができた。

 

 という訳で、2ndA卓は鈴木たろう、鈴木大介のダブル鈴木がファイナル進出となった。高宮は健闘するものの第三位という残念な結果となった。ダブル鈴木にやられて悔しそうだったのでまた来年、リベンジを夢見て登場するだろう。

 

 ももたんはアマチュアながらもアマチュア最強位を連覇した実力者なのだが、今回は良いところなしでラスになってしまった。来年はアマチュア最強位三連覇を目指して研鑽して行くのだろう。

 

 結局、A卓だけでこんなに長くなってしまった……。いったんここで終了し、B卓はまた別のエッセイにしよう。

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