第363話 麻雀最強戦2023 ファイナル抽選+α

 麻雀最強戦、ファイナル進出者が決まり、そのままの勢いでファイナルの抽選会が行われる事となった。

 

 十六人のうち数名はリモートでの参加になったが、ほとんどのファイナリストが抽選会場に参加していた。

 

 何となく先ほどファイナリストに進出したばかりの高宮まりは湯上りみたいな雰囲気だ。なんとなくぽーっとしてる感じである。まぁもともとそういう雰囲気なんだけどな。

 

 クリアボックスに入った黒い玉の中に名前が書かれた紙が入っている。金本実行委員長がそれを次々に引いて組み合わせを決めていく。

 

 抽選されたファイナリストがそれぞれの思惑で枠を決める中、篠原冴美に指名された瀬戸熊はほいほいと同じ組に入るが、浅井に指名された鈴木たろうは浅井と違う組を選択する。

 

 暴れん坊の鈴木大介を避けるプロが多い中、和久津は自ら大介と打ちたいと同じ組を選択する。

 

 さて、抽選の結果、一組が猿川真寿、本田朋広、堀慎吾、ももたん、二組が篠原冴美、瀬戸熊直樹、桑田憲太、鈴木たろう、三組が松嶋桃、高宮まり、園田賢、内川幸太郎、四組が浅井堂岐、鈴木大介、和久津晶、須貝駿貴となった。

 

 ここから卓組みを決めるガチャが行われ、三組、四組、二組、一組の順番でファイナルが行われる事が決定した。

 

 あれ? うっかりしていたが、これって予選からトップ通過でやるのかな? それとも二着まで抜けで八人から四人を決めるのかな? 

 

 スケジュールを見たところ、ファイナル1st、ファイナル2ndとなっているのでおそらく二着まで抜けで1stステージを行い、2ndステージで決勝四人を決めるようである。

 

 予定では十二月九日にファイナル1stステージが十三時から行われ、十二月十日にファイナル2ndステージ、そして決勝が行われるようである。

 

 いよいよ大詰め。果たして瀬戸熊直樹の三連覇となるのか、それともまりちゃんや桃ちゃんの最強位が見られるのか? 約一ヶ月先のファイナルが楽しみだ。

 

 そんな事言ってたら月曜日のMリーグもなかなかアツい一日だった。結果としては風林火山の二階堂亜樹がトップ。二着が格闘倶楽部の佐々木寿人、三着がフェニックス醍醐大、ラスはビースト鈴木大介だったのだが、ラス親の亜樹はラスの方が近い三着目で、多少の事ではトップは見えない位置だった。しかし、怒涛の連チャンでトップを獲得したのである。

 

 二試合目は念願の初トップとなったフェニックス茅森、二着は格闘倶楽部の滝沢、三着がビースト中田加奈、そしてラスは風林火山の松ヶ瀬となった。

 

 ビーストとフェニックスはかなりの負債を抱えている。そんな中、茅森のトップは明るい兆しと言えるだろう。後は醍醐が実力通りの成績を取れるようになればフェニックスの名に相応しい復活が見られると思う。

 

 ビーストはまだトップの無い中田よりもラスも多い大介の方が心配である。何しろ中田はラスも引いていないのだ。焦らず自分らしい麻雀を打っていれば中田にも必ずトップを取れる日は来るはずである。それよりも他のチームメイトが極力ラスを引かない麻雀を打つ方が課題と言えるだろう。

 

 そんな訳で今日は麻雀最強戦とMリーグの両方を話題にしてみた。麻雀最強戦は来月まで無いのでその間はMリーグを楽しもうと思う。

 

 あっ、そういえば日曜日の熱闘! Mリーグ観てないや。木曜日、金曜日の試合結果も知らないし、朝一でチェックしておこう。

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