第362話 麻雀最強戦2023 ザ・リベンジ決勝卓

 決勝戦の模様を詳しく書いていこうと思ったが、PCの調子が悪く、再起動したりしていたら東一局で内田みこが高宮まりに親マン放銃した後だった。次局、鈴木優が高宮まりから三千九百点和了して局を流す。

 親番を迎えた優があっと言う間にダブ東を鳴く。高宮が追いつくが高宮の現物八萬を内田が切って親の優にダブ東ドラ一の五千八百点放銃。

 

 大変申し訳ございませんが、ここで毒親父の尻拭いの為ビルの清掃に行くことになりました。

 

 急いで戻ってきたら南一局、高宮が超ド級のリーチに踏み切ったところだった。トップ目にいた鈴木が真っ向から立ち向かうが、高宮は高めのドラ二萬をツモって裏を一枚乗せて六千点オールで頭一つ抜けた。

 

 一本場、トップ逆転された鈴木が清一色をツモ和了って追い縋る。高宮は親被りしたがあと三局をさっさと流せば九年越しのファイナル行きの夢が叶う。

 

 いつもおっとりして見える高宮だが、最近は最強戦ファイナル行きを渇望しているらしい。

 

 南二局、鈴木は親番で四、七索待ち聴牌。そこに高宮がカン四索で追いついてリーチ。すでに聴牌していた石井が追っかけリーチ。全面対決となったこの局を制したのは高宮。カン四索をツモって二千、四千の和了でダントツとなる。

 

 南三局、親番の内田が東から仕掛けていく。南三局の一本場で鈴木がリーチを敢行し内田から満貫出和了し、じわりと高宮ににじり寄る。

 

 オーラス、ここさえ乗り切れば高宮は初のファイナル進出となる。高宮は果敢に鳴いて親を流しに向かうが、石井が意地のリーチを敢行する。すでに二つ鳴いている高宮ピンチ! しかし、何とか流局で凌ぎ切る。

 

 オーラス一本場、少し鈴木の条件が緩和し、満貫出和了OKという状況。配牌でドラドラ持った鈴木、捲くりトップの道を探る。しかし一歩早く石井が聴牌しリーチ。高宮もカン四筒で聴牌するが、鈴木が勝負に行って石井に一発放銃。しかし、裏は乗らず三千九百点でまだハネツモ条件が残る。

 

 オーラス二本場、出来メンツから和了できない一萬を切り、不安定ながらも一向聴を維持する。上家の石井が四萬を切って高宮がチー。これでフリテン解消し、五、八筒待ちでクイタン聴牌。ほどなくして鈴木から八筒が出て、高宮が九年間夢見続けてきたファイナル進出を決めた。


 これで麻雀最強戦2023最後のファイナリストが決定した。今日はここで終わりではなく、ファイナルの組み合わせを決めるらしい。


 果たしてどのような組み合わせでファイナルが行われるのか?

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