第349話 トリック オア トリート

 今日はハロウィン。

 

 いつの間にか日本でもハロウィンを楽しむ文化が出来上がった。

 

 私にとってハロウィンとはジャーマンメタルバンドの事を指す。まぁそのハロウィンもこのかぼちゃ祭りのハロウィンが由来なのだが。

 

 私は昔、Xが好きだったのだが、ハロウィンもX同様ツインギターの所謂ハモりが美しいメロディアスなメタルバンドで、ジャーマンメタルはハロウィンから始まったと言っても過言ではない(つか、実際そうなんじゃね?)

 

 今のようにコスプレで街を練り歩くという形になったのはいつ頃からなんだろう? とうとう渋谷ではコスプレして騒動を起こす連中を締め出す作戦を展開した。日本人だけでなく多くの外国人が大騒ぎするのは、傍から見てる分には良いが当事者にしてみれば迷惑千万なのだろう。

 

 おそらく最初は大勢の人が集まって収益も上がっていたのだろう。しかし、徐々にエスカレートしてマイナス要因の方が大きくなってしまい、とうとう締め出しという形を取らざるをえなくなってしまったのだろう。

 

 土日はなんとか締め出しに成功したようだが、ハロウィン当日である今日はどうなるんだろう?

 

 

 

 昨日、早速通勤時にワイヤレスイヤホンを使ってみた。慣れないせいか耳にならなか馴染まず、何度も触って調節を繰り返す。その度に音が止まるのにちょっとストレスを感じるが音質は問題ないようだ。

 

 イヤホンを触って曲を進めたりボリュームの調節が出来るのは便利なんだろうが無くてもさほど困らない。

 

 しかしスマホと物理的に繋がって無いだけでこんなにすっきりするんだね。

リュックを背負ったり下ろしたり上着を脱ぎ着する時にも、入館カードを首にかける時もいちいちイヤホンを外さなくて良い。

 

 良いこと尽くめのように感じるが、小さいので紛失の危険性が今までより格段に上がっている。使わない時にちゃんとケースに入れて保管しておかないと置き忘れたりリュックの中で行方不明になってしまう。

 

 電車を降りて歩きながら音楽を聞いていると若干音が切れたり、ノイズが入ったりした。昼休みに聴いてる時は全く問題なかったのでおそらく移動中だけだと思う。私は気にならないけど、運動しながら使う人は気になるかもね。

 

 噂では今日、三十パーセントくらいの確率で社長が私の職場にやってくる事になっていた。社長と言っても派遣先の親会社の社長なので私とはほとんど関係のない人である。

 

 十四時ごろ、ぞろぞろとスーツ姿の男性が職場に入って来た。結局、どれが社長だったのか分からないままだったが、とりあえず社長はやって来た。おそらくもう二度と会う事はないだろう。

 

 さて、今日一日生活をしていて全くハロウィンを感じる事はなかった。おそらくイベント事としてのハロウィンは土日で終ってしまっていたのだろう。久しぶりにハロウィンのHelloweenでも聴いてから寝よう。

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