第348話 研修に行ってきた話
昨日は朝から予定通り研修会に行ってきた。広島県の最西端に位置する大竹市である。開始時刻は十時だったので私たちは割と余裕だったが、東部から来る人たちのために集合時間が遅めに設定されているのである。
午前中は谷和神楽団による公演が行われた。演目は『大江山』である。私は新桃太郎伝説というスーパーファミコンのゲームでなんとなく覚えていたのですんなりと内容が入ってきた。
思った以上に迫力のある神楽だった。下は中学生から上は七十代までの幅広い年齢層で構成された神楽団である。過疎化と高齢化によって一時は存続を危ぶまれたらしいがつい先日、大竹市の指定重要文化財に指定されたそうだ。
演目の後、フリートークもあり、神楽団の素顔を知る貴重な時間となった。
午前の部が終わり、昼食タイムとなる。弁当とお茶を受け取り、さっさと食べてXなどを見ていると、他の区の人たちがお菓子やコーヒーを配ったりしている。うちの区も飴を配っていた。大抵の場合、区のメンバーに配る分くらいしか用意していないものだ。なにしろ広島市内だけでも百人以上参加しているのだ。全員に配るなんて不可能に近い。
そんな中、大量のチョコレートを配っている女性がいた。すぐ傍まで来たが別の区の人だったので私たちの分は無いだろうと思っていたら、私のところまでやって来て、「どうぞ」と満面の笑みでチョコをくれたのである。
そんなんされたら惚れてまうやろ! 見覚えのある顔だと思ったらエド・はるみ似の、割と色んな行事で顔を合わせる人だった。
昼食後、実技研修として「椅子に座って健康そーらん」の講義を受けた。ソーラン節という割と有名な民謡に合わせて身体を動かすのだが、椅子に座った体勢で行うので全身に掛かる負荷は軽減されている。しかし、上半身はしっかりと動かすので運動量はかなりの物である。
約三分ほどの曲に合わせてやっているとへとへとになるほどの運動量である。声も出すのでなおさらだ。
講師はとても元気な人で、いかにもインストラクターといった感じの女性だった。もともとエアロビクスのインストラクターだそうで、なので身体を動かしながらでもしっかりと通る声でずっと喋り続けていた。
という訳で今日は一日研修で潰れてしまったが、神楽も良かったし、そーらんも楽しく身体を動かす事が出来たので充実した一日となった。
帰宅後、昨日注文したワイヤレスイヤホンが届いていたので早速スマホとペアリングして使ってみた。全く戸惑う事無くペアリングできてすぐに使う事が出来たし、音もこれまで使っていたイヤホンとは比べ物にならないくらい良い。
初めてのワイヤレスイヤホンとしてはかなり良い買い物だったのではないかと思う。まぁ実際に通勤中に使ってみないと分からないけどね。
という訳で今日からまた新しい一週間が始まる。土曜日仕事で日曜日研修だったから全く休めていないが、ちょうど良いくらいの運動も出来てリフレッシュは出来ているようである。
今日も一日頑張るぞ!
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