第95話 今日は朝から余裕を持って
昨日の反省を活かし、今日は朝からエッセイを書いている。今日は朝からボランティアなので朝起きるのは普段と変わらない。
昨日はスタートが遅かったので油断して朝寝坊してしまったのである。今日は一応五時に目覚ましをセットしてなんとか起きる事が出来た。
今日の予定は朝八時半から十五時過ぎまでインドアモルックの大会のお手伝いをする事になっている。インドアモルックというのは、モルックという競技を室内で出来るようにアレンジした競技で、私の住んでいる地区が発祥の地となっている。
モルック自体は最近、TVでもよく取り上げられているので知っている人も多いと思う。木製の道具を使って屋外で行う競技である。ししおどしのようなカコーンッ! という木製ならではの音が気持ちよく響き渡る爽快な競技だ。
さらば青春の光の森田がガチでやっていて、世界大会にも出たようである。
インドアモルックは、カコーンッ! という爽快感は無いのだが、室内で出来るというのが強みである。道具が全て柔らかい材質で出来ていて、体育館などの床を傷つけない。そのため、雨天でもある程度の広さがあれば楽しめる。
ルールはモルックと同じで、十二本のスキットルと呼ばれるピンをモルックという棒を使ってなぎ倒していく。複数のスキットルが倒れたら倒れた数が点数となり、一本だけ倒れたら、そのスキットルに書かれた数字が点数となる。一から十二までの数字が書かれているので、十二本全て倒しても十二点、十二のスキットルを一本倒しても十二点である。
そして、最終的に五十点になったチームが勝ちとなる。ただし、五十点をオーバーしてしまうと二十五点まで戻ってぴったり五十点になるまでやり直しとなる。
やっかいなのは四十九点になった時で、一と書かれたスキットルを倒す以外に五十点になる道はないので、大抵の場合はドボンになってしまう。
五十点に向かってチーム一丸となって戦術を立てて投擲を繰り返す、非常に面白いゲーム性を持った競技である。
老若男女、年寄りからちびっ子まで幅広く遊べるのもこの競技の魅力である。
そんな訳で今日はそんな競技の審判員をする事になる。出来れば倒れたスキットルを立てる係になりたいなぁ……。まぁあれも肉体労働に近いが、計算したり声を出したりする方がしんどいからね。コートにつく人数がかなり多いのでそんなに大変ではないと思うが、結構長丁場なのでペース配分を間違わないようにしよう。
それでは準備して、朝食を食べて出かけるとしよう。
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