第34話 一年は長いのか、短いのか?

 いつの間にか一ヶ月以上毎日投稿していた。最近はMリーグのチーム紹介をメインにしているが、こうしてチームとチームの間に別のエッセイを挟みたいと思う。

 

 今年もあと少し。あっという間に一年が過ぎていく。ジャネーの法則によると、一年の長さは年齢に比例して短く感じると言う。単純に年齢を分母にして一年を考えると、六歳の時の一年は六分の一、六十歳の一年は六十分の一となる。そのため若い頃よりも年を取ってからの方が一年は短く感じると言うのだ。

 

 ただ、若い頃は脳に新しい刺激が多いから一年が長く感じている。年を取れば取るほど新しい刺激が減るから一年が短く感じるという説もある。

 この説が正しいとすれば、新しい刺激を毎日感じている人は、そうで無い人よりも一年が長く感じるという事である。

 

 時間というのは本来誰に対しても平等に毎日二十四時間与えられている。これだけは老若男女、貧富の差や身分の差もない。王様だから特別に三十時間与えられるような事は無いのである。

 

 不思議な物で、時間の経過と言うのは長く感じたり短く感じたりする事がある。あっと言う間に過ぎる時間もあれば、永遠のように長く感じる時間もある。

 おそらく授業中でも、先生の感じる一時間と、生徒の感じる一時間は全く違うのではないだろうか? しかも生徒の方もその授業が好きか嫌いかで各々感じる長さは違うのである。

 

 時間に関して面白い説がある。夢中で過ごす時間は一瞬で過ぎ去ると感じる。年齢よりも若く見える人はそういう時間が多く、老けている人はそういう時間が少ないのではないかというのだ。

 

 もしもこれが事実だとすると、我慢ばかりして嫌な事をずっとやっていると、楽しい事ばかりしている人とどんどん見た目年齢に差が出てしまうという事である。

 真偽はともかく、いつも夢中になれる事がある方が人生は楽しいと思う。

 

 そういえば小説を書き進めている時も、気が付いたらてっぺん(午前零時)を回っているなんて事もあった。そういう時って全然疲れてないんだよね。

 むしろ、やりたくない事をやっていると時間が異常に長かったあり、苦痛だったりする。出来る限り夢中になれる時間を増やしたいものだ。

 

 その意味で、割とMリーグのチーム紹介エッセイは夢中で書いている。すでに今投稿しているエッセイ以外で三チーム分、計六話分書いてあるのだ。

 ネット上で資料を確認しながらやっているので、思ったよりも手間取ってはいるが、それも楽しいし、新たな発見もあったりする。

 

 楽しんで書いているから読む方も楽しめると思うのだが、そればっかりは読む人に委ねるしかない。私に出来るのは楽しんで書くところまでである。

 

 皆さんもぜひ、楽しい事、夢中になれる事に時間を使って頂きたい。辛い事や嫌な事ばかりに目を向けず、楽しいと思える時間を作ろう。

 娯楽なんて大概は現実逃避なのだ。映画もドラマも小説も漫画もアニメもそう。

 

 他人の目なんて気にする必要はない。などと言いつつ、閲覧数が伸びない事はちょっとだけ気にしているDB一〇〇〇なのだった……。

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