第31話 LOUDNESS

 おい、Mリーグのチーム紹介はどうした? っていう突っ込みもあるかもしれないが、あればっかり続けると飽きられそうなので違うエッセイも挟みつつやっていこうと思っている。

 

 さて、そんな訳で今日は表題の通り、LOUDNESSについて語ってみよう。割と大昔のバンドなのだが、今でも活動しているヘヴィメタルバンドである。

 私は元々Xという元祖ビジュアル系バンドを聴いていた。そのメンバーの一人、ベースのTAIJIがXを脱退し、その後LOUDNESSに移籍すると聞いて初めてLOUDNESSに興味を持ち始めた。

 

 まずはベストアルバムのLOUDESTという二枚組のCDを聴いてみた。最初はイマイチ好きになれず、二曲ほど聴いてもういいやと油断していたところにズゴーン!! と三曲目が突き刺さった。IN THE MIRRORという曲である。

 ベストアルバムのLOUDESTは第二期に発表されており、一枚目はヴォーカルはマイクヴェセーラというアメリカ人だった。二枚目は二井原実の時代なのだが、アメリカで売れたいという時期だったためか、ほとんど英詞で歌っている。

 

 私が聴いていた頃にはすでにマイクヴェセーラではなく山田雅樹だった。元XのTAIJIは沢田泰司という名前で参加し、たった一年で辞めてしまった。その後D.T.Rというバンドに移籍。二〇一一年に四十五歳の若さで死去している。

 

 最初はTAIJIを追ってLOUDNESSを聴いたのだが、ギタリストである高崎晃に惹かれ、その後は初期の作品なども色々聴いた。

 

 結局、最初に聞いたマイクヴェセーラの歌うIN THE MIRRORのインパクトを超える作品には出会えなかった。今ならYouTubeで簡単に聴ける。便利な世の中になったものよのう(このネタもめちゃくちゃ古いな)。

 ちなみに私と同じ衝撃を味わいたいならYouTubeでIN THE MIRROR(PV)という動画を観てみて欲しい。きっと脳天をハンマーで叩き潰されるような衝撃を味わえると思う。高崎晃のヘヴィでソリッドなギターから始まり、マイクヴェセーラのハイトーンで芯のあるメタリックなヴォーカル。

 たった三分半の動画にLOUDNESSの全てが詰め込まれている。ただ、おそらく80年代のプロモーションビデオなので、映像は古めかしくてダサいと思う。謎の外国人女性がチラチラ出てくる演出、いる?

 ついでに初期メンバーで復活した中年LOUDNESSも動画が上がっているので興味があれば観てみて欲しい。ドレッドヘアの高崎晃のギターもかっこいいぞ。

 

 ついでにLOUDNESSの前にやっていたLAZYというバンドについて調べてみると面白いかもしれない。なんと、彼らはデビュー当時、アイドルをやってたのである。

 高崎晃がスージーという名前でギターを弾いていたし、ミッシェルというメインヴォーカルは影山ヒロノブである。ドラゴンボールZ世代なら絶対知ってると思うが、Z世代が知っているかどうかは分からない。

 彼らも再結成してアルバムを作っている。

 

 最後に、私の好きな曲を何曲かリストアップしてみよう。今ならほとんどYouTubeで聴けると思うので気になったら聴いてみてね。

 

 IN THE MIRROR

 Crazy Doctor

 Loudness

 Angel Dust

 Esper

 SPEED

 LIKE HELL

 GET AWAY

 JEALOUSY

 LONG DISTANCE

 Soldier Of Fortune

 THE END OF EARTH

 FAREWELL

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