第23話 祝四周年、ロマンシングサガ リ・ユニバース

 十二月六日に、私が唯一やっているソシャゲのロマンシングサガ リ・ユニバースが四周年を迎えた。このゲームはゲームボーイという太古のポータブルゲーム機のソフトである魔界塔士Sa・Gaから始まったサガシリーズのソシャゲである。

 第一作が一九八九年発売という事で、このゲームは中年層の支持が厚い。

 

 私が始めたのは一.五周年の時期だった。このゲームの運営はかなりジュエルと呼ばれるガチャに使う石を沢山配布する事で有名なのだが、当時も普通なら考えられないくらい配ってくれていた。

 割と何も考えずにスタートしたのだが、気が付いたらどっぷりと嵌っていた。

 

 私が始めた頃はメインシナリオがロマンシングサガ3から三百年後という設定で、地名などもほとんどロマサガ3の物だったのですんなりと入る事が出来た。

 ほとんどロマサガ3の続編のような感覚で遊んでいたのである。メインシナリオがポルカ偏からリアム偏に変わった今はロマサガの世界観から離れ、サガフロンティアというゲームの世界観がメインになっている。

 

 他のソシャゲ同様、新しいキャラクターはガチャという抽選システムで引く必要がある。全てのキャラクターを無課金で取る事は不可能だ。

 私は基本的にどんなゲームでも無課金でやっている。このロマサガRSも同様である。なので取りこぼしているキャラクターは山ほどある。

 

 つい先日、四周年の直前にロマサガ3のキャラのガチャがあった。そこで私はミューズとシャールのガチャを引いたのだが、ものの見事に爆死した。

 四周年でまた大量にジュエルが配られた。性懲りも無く五十連ほど引いたら二体引けた。調子に乗ってもう一方のガチャも五十連引いて二体手に入れた。

 どうしても欲しいというガチャではなかったのでそこで撤退し、四周年当日のガチャに向けてジュエルを温存した。

 

 そして四周年当日、メインキャラのリアムとその他は復刻という廃課金者泣かせのガチャが登場した。なぜ廃課金者泣かせかと言うと、廃課金者はすでに持っているであろうキャラ三体と新キャラ一体が同じ確率で登場するガチャだからである。

 私のように無課金でやっていると取りこぼしが多いのでこういう場合にあまり気にならない。

 今回登場した復刻キャラはバレンタイン聖王、ロマンシング祭限定ヴァッハ神、水着グスタフだった。この中ですでに持っているのはバレンタイン聖王のみ。と、いう事は四体のうち、バレンタイン聖王以外の三体が出れば当たりという事だ。私は喜び勇んでこのガチャを引いた。

 結果、リアムは当然のように出ず、水着グスタフが山ほど出た。おまけにいらないバレンタイン聖王も一度登場。出たらラッキーのヴァッハ神は出なかった。百五十連回す間にリアムさえ出ていれば天井でヴァッハ神を取る事も出来たのだが……。

 ま、水着グスタフは持ってなかった訳だし、道中に持っていなかったヘクターとソフィア、Sスタイルの白薔薇姫、ラビットも入手したので爆死とまでは言わないが、ちょっと消化不良だったな。

 

 ソシャゲを無課金でプレイする心得は、引けたキャラを感謝して使う事。そして、来なかったキャラは縁が無かったんだとすっぱりと諦めるという事だ。

 そして、これは声を大にして言いたいが、課金者を敵対視しない事が重要だ。分かりきった話だが、課金者がいなければソシャゲは成り立たないのである。

 無課金ユーザーは売り上げに貢献していないのだから、課金者が優遇された時に文句を言うのはお門違いなのである。しかもこのゲームは人と競い合うタイプのゲームではないので、手持ちのキャラが少なくても何とかなるのだ。

 

 ここまで書いておいて、このゲームをオススメするかと問われると難しいところだ。ロマサガやサガフロに思い入れのある人なら楽しめると思うし、全く何も知らなくてもロマサガRSの世界観を楽しむ事は可能である。

 ただ、このゲームの面白さは非常に分かり辛いので、胸を張ってオススメできるゲームとは言いがたい。

 

 もしも興味を持たれたならば、四周年で最初にジュエルが大量に貰えるので試しにやってみても良いんじゃないかとは思う。

 はっきり言えるのはこのゲームの運営は神運営と呼ばれており、ユーザーの声を真摯に受け止めて日々改善を繰り返しているという事である。他のソシャゲを経験した事のある人がロマサガRSをプレイすると運営の素晴らしさに感動するらしい。

 

 私はこれからも細々とマイペースに続けようかなとは思っている。

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